最強寒波について

☆今シーズン一番の寒気流入中

空気というのはご存知の通り、幾つかの層に分けられます。
まぁ、空気というか、この場合は大気ですね。

一番地面に近いのが、接地層。
そこからだいたい1000m(1km)までが大気境界層と言われてます。
ここから上は、対流圏。
その厚さは10000m(10km)。
更にここからは下層から上層に向かって、成層圏・中間圏・熱圏となっていて、先ほどの対流圏をこれに加えて大気圏と言います。

大気圏の厚さはおおよそ700000m(700km)。
おおよそというのは、空気ですから色んな力で揺れ動いたり混ざったりしてるんですね。
個体ではないから、ハッキリここが境界線ですと明確に言えないらしいんです。
そしてその更に上層は、外気圏。
厚さ700000m~100000000m、もう訳分かんない。
700km~1万km、つまり厚さおおよそ九千三百粁(9300km)。
これ以上は宇宙空間と呼ぶことになるんですね。
大気図

さて今回の最強寒波。
過去最強クラスということでこう呼ばれてるんですが。
接地層でもかなり低温で、明日は札幌で最高気温マイナス10℃、最低気温マイナス13℃。
これが対流圏となると、北極圏と同等の寒波がやってきて、日本をほぼスッポリと覆うんです。
そこで接地層と対流圏との温度差もあり、大荒れとなるらしいんですね。

我々北国も大変だけれども、まだなんとか寒さへの耐性もあるし、それ用のインフラも整っています。
心配なのは南の方。
私は南国生まれなので痛感してますが、ほんの少し、例えば2cmの積雪でも山間部は機能マヒします。
水落とし(水道管の水抜き)は必須。
また積雪断線のために停電が起きた場合、電気に頼らない暖房と非常食。
そして電池とラジオです。
どうかどうか皆さんご無事でありますように。

今回の北極寒波の流入は珍しい現象で、各地の気象観測体制がデータ収集に全力を尽くしているという情報もありました。
こちらの予測を超えてくる災害は多いです。
もう一度言います。
どうか皆さん、備えてください。
そしてくれぐれもご無事で。
大気図

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