特別番組~縁人縁歌の導入部
☆日高晤郎さんの話芸
流れなので今日書きます。
かつて、STVラジオ開局55周年特別番組として行われた、縁人縁歌のステージ。
そして後日、そのステージのラジオ放送。
今日はそのラジオ放送の冒頭部分を、書き起こしします。
以下、日高晤郎さんの語り。
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平成29年3月31日、ニトリ文化ホール。
ここの緞帳はもう最初から、上げていただきました。
緞帳には文字が入ってる、それすらも頭の中に刷り込んでほしくなかったんです。
とにかく、聞こえてくる音色、案内(あない)する声と、誘う歌声というこの二つだけを。
こんにちは、日高晤郎です。
STVラジオが、開局して55年という、ちょっと引っかけて五木ひろしさんの五に日高晤郎の晤。
これを足したら五十五になるねという事が実現しました。
驚きです。
嬉しかった。
ほぼ30年間の付き合いの中には、銀座で互いに弾き語りをやっていたというような時期もあります。
テレビでも、そしてラジオでも、彼の歌を聴く、彼の生き方を知る。
そしてまた、私は私のやり方でそれを皆さんに誘っていく。
紛れもなく五木ひろしという人は今、トップの歌手です。
流行り歌の、まさにキングメーカーですね、ヒットメーカーでもあるし。
だから。
私はラジオをやりたかったんです。
ニトリ文化ホールというあの大劇場で、ラジオをやりたかった。
ラジオはあまねく、聞く人の、心と脳で創造すると(※この場合は想像ではなく創造)どんどんと個人個人拡がりを持って、独自のラジオを聴いていただくことができるという面白さを持っています、楽しさを持っています、深さを持っている。
五木ひろしという人の歌声は、そこに適うほどの素晴らしい歌声ですから。
だから、ラジオをやりたかった。
全て、彼は承諾してくれました。
構成演出司会、それでよろしいですね?
曲順曲紹介、任せてくれますね?
打合せ、リハーサルは2時間びっしり。
本番は3時間。
5時間彼は歌いっぱなし。
一曲も、ここを変えてくれとかいうことも無しです、見事でした。
そして私は袖で、ある時は同じ舞台の上で、しあわせをかみしめながら皆さんに「これが五木さんですよ、これがラジオですよ。」
それを案内していく、その誘いのしあわせを味わいました。
オペラカーテンが開きます。
そこから、どうぞ。
(縁人縁歌舞台の音声、お客さんの拍手)
☆春分の日に
とまあ、こうして、かつてSTVラジオの特別番組、縁人縁歌の放送が始まったんでした。
晤郎ショーの時より読点の多い、幾分抑えたトーンの晤郎さん。
今聞いても味わい深いです。
この縁人縁歌。
その出発点が、大空町公開放送だったんですよね。
さて今日は春分の日。
札幌快晴。
空を見上げながら、サザエのおはぎを頂きます。