四たび、フジメガネ
☆ある程度見えるようになりました
突然に襲ってきた目の神経麻痺。
とんでもないやつらですね。
いえ、私の場合は原因不明なので、「やつら」という複数形が正しいのかどうかは分かりませんが。
気分的には、やつらと言った方が収まりが良い。
・目が四つに見えます
前の記事では老化現象と書きましたが、正確には滑車神経麻痺というのだそうです。
左右の目が、一本の細い神経の麻痺で上手く一つの物を見られなくなる病気です。
ある朝起きたら、突然に世界がずれてるわけです。
目を閉じていないと、船酔い状態。
あ、これは脳腫瘍だと直感。
その日のうちに脳神経外科でMRI検査。
結果、脳には異常なし。
ではと、眼科へ。
これで自分の病名が分かったわけです。
診断を下す先生の目が、四つに見えているのでおかしかったです。
・投薬と対処法
これは、ビタミンB12を一日三回毎食後に一錠。
これが良いそうですね。
理由は、神経の炎症を抑えるからだとか。
でもいくらビタミン飲んでいても、日常生活は不便です。
ことに、パソコンやってると、画面は二重。
キーボードと自分の指がとんでもないことになってます。
なので、ここは丹下左膳かキャプテンハーロックかという感じで参るとよろしい。
つまり、片目を閉じる。
これも、見やすい方の目と、見にくい目の方がありますので、見やすい方の目で。
この片目打法、二日で慣れました!
・片目打法の致命的欠点
それで一定の投薬をして、再び眼科へ。
そこで発覚したのが、感染症。
片目だけでずっと見てると、閉じている方の目の涙の流れが悪くなり、細菌感染するそうです。
見事に私も細菌感染してました。
眼科の先生が言うには、「ふだんから両眼で見てください!」
先生そりゃ無理だ。
右目と左目の見てる世界が違うので、酔うし混乱するし危険だ。
そんなことは言いませんでしたけどね、怖いし、先生が。
で、私の視界を再検査し、やはりズレがひどいという事で、専用のメガネを作ることになりました。
それが先日の、三たび、フジメガネだったんです。
今日と比べて、記事があっさりしてますでしょ、書けなかったというのが本当の処だったんです。
・滑車神経麻痺用メガネ
私の場合は、普通の滑車神経麻痺と比べても、かなりズレていたようですね。
両目開けて歩いたら、数歩で転ぶんですから。
眼科からの処方箋通り、フジメガネで作ってもらうことにしたんです。
プリズムメガネというのが、この専用メガネの名前。
それが昨日完成しましてね。
取りに行きました。
右目と左目のレンズの違い、伝わりますでしょうか?
というようなことを、発症後三週間と三日目に両目を見開いて書けるようになりました。
おおお、まぁまぁ普通に見える!!というようなささやかな喜びに包まれた月曜日朝を過ごしております。
あ~~不便だった。