映画:ゴジラ-1.0/C
☆ゴジラ-1.0/C、ハッキリ言って名作です!
昨夜、ゴジラ-1.0/Cを見てきました。
「ゴジラ-1.0/C」と書いて、「ゴジラマイナスワンマイナスカラー」と読むのだそうで。
これは、昨年11月に公開された「ゴジラ-1.0」がありますが。
このゴジラ-1.0に細かい編集を加えて、モノクロ(白黒)版にした作品。
カラー版も凄いですが、このモノクロ版の醍醐味たるや、凄まじい。
まず、映画の舞台である戦後の日本にモノクロが合う。
そして、色彩情報が少ないので、細かい心理描写などが一層伝わりやすい。
そして何より、ゴジラの圧倒的怖さが際立つ。
劇場には高齢の方も多かったです。
それが、上映中あちこちからすすり泣きが聞こえるんです。
印象的だったのは、私の席の前に座ったご夫妻。
70歳前後かなぁ。
旦那様がこの映画を気にかけたみたいでいらっしゃってる。
奥様は乗り気ではなく、怪獣映画だなんてとおっしゃってる。
そのうえ、少しご機嫌斜めでガサガサとポップコーンを食べてらっしゃる。
ちょっとうるさいなとは思っていたんです。
ところが。
マイナスカラーが始まったらお二人とも静か。
ああよかったと思っていたら、戦後の風景に赤んぼが登場したあたりから奥様ぐすぐす泣いてらっしゃる。
クライマックスでは、私も含めて三人は完全にぐしょぐしょに泣いてる。
上映終わってその奥様、こうおっしゃってました。
「私この映画、好きだわ」
まだの方、お薦めです。