日高晤郎ショー公開放送in大空町~60

< 日高晤郎ショー公開放送in大空町~59より続く

(会場の拍手が続く中)
晤「僕はこれしかないと思ってる!
この話がハッピーエンドになるってことは、これしかない!」

五「ありがとうございます。」
晤「考えたことありませんか?」
五「そ、、あ、、ありません。」
晤「あれだけあなたを支え続けて」
五「はい。」
晤「外国の舞台も行き、オペラの舞台も行き」
五「はい。」
晤「楽屋でも待ち続けているあの方は、でも女優としては、前途洋々な方だった。」
五「そうです。」

晤「あの頃の演出家がね、悪罵痛罵した。」
五「はい。」
晤「なんで結婚なんかして。女房になるだなんてって。
大きなお世話でしょ! あの馬鹿野郎!」
五「ふふっ」
晤「名前は言わないけど。
だから和田勉は何も見えてないっ!」
五「あっはっはっは!!」
(会場大爆笑&拍手)

五「ハッキリ言ってます!」
晤「うん。会ってもやっぱり馬鹿だと思ったから。」
五「はっはっはっは」
晤「だけど僕はこれを奥さんとやるっていうのはお客さんも絶対納得してくれると思いますね。」
五「へぇ~~そうなんですか!
いや、そう思って頂いただけでも嬉しいです。」

晤「最後の最後に、あの~樽ン中へ、こう~。
お前さんじゃ勤まらないよ。
ええ。
温かいもの着て旨いもの食って酒を飲んでね。
そんなのはお前さん、紺屋のこの手伝いだよ。
まだ店張ってねぇんだ、暖簾だって挙げてないんだ。
それを女房になれるかい?

、、、これを見てくださいまし。

あの中へ、藍玉溶かした中へ両手を入れてサッと上げて。
この通り、藍に染まって女房にと手を合わせた。」

五「はい。」
晤「そこを最高の物にできるって言ったら、奥さんしか居ない!
僕の頭では、ですよ。」
(会場から大きな拍手)
晤「これが夢物語。」
五「ありがとうございます。
え~、だから、私が代わりにやります。」
(会場笑)
晤「(笑)じゃあ俺、手代やるわ。」
五「ははははは」

晤「でもね、立派な男だなぁと思うのは、それも有ります。
一度結んだ絆は、あの結び目を解かない。
強く、強くする。
我が身も、我が血も、相手が必要とする時には、相手に。
(ここでイントロ入る)
我が必要とする時には我の力で。
まさに契りおうた夫婦のやる事です。
名曲です。
契り。
五木 ひろし
(会場から拍手)
五木ひろし 契り

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