日高晤郎ショー公開放送in大空町~88
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☆晤郎の一曲集中主義
作詞家談義
晤「新曲の作詞のたかたかしさん?」
五「はい!」
晤「以前、何でしたっけ?」
五「お前と二人、倖せさがして。それから、おしろい花。」
晤「だから倖せ演歌の、一連の。」
五「はい!」
晤「ヒット曲をね。」
五「はい!」
晤「久しぶりに書いて下すったんですか?」
五「そうですねぇ。
ただ過去の歌はですね、全部あの~まぁ違う作曲家の方々が、木村好夫さんとか、弦哲也さんとか書いてましたんで。」
晤「一番多いのは誰なんですか?
だいたい決まるじゃないですか、ベーヤンだったら荒木とよひささんとか。」
五「はいはい。」
晤「決まっちゃうじゃないですか。」
五「私の場合は勿論、一番多いのは最初からずーっと作ってくださった山口洋子さんですねぇ。」
晤「勿論ね。」
五「はい。」
五「それ以降はですね、なるべく色んな方々に詞を書いて頂こうという事で、あまり一人の作家には集中しなかったですね。」
晤「そうかそれなんだな。」
五「はい。」
晤「それはその、状況を散らす事なんですね。」
五「ですからこの波だとか色んな事がありますから、流行歌ですから。」
晤「うん。」
五「それで今は阿久悠さんが良いなとか、あるいは、この方が良いなと言う事で。」
歌詞と時代
晤「時代の人ね。」
五「はい。」
晤「それか、時代を正確につかんでいる人か、」
五「まぁあのできるだけ、ま、そういう多くの方々に詞を書いて頂きたい。」
晤「それから仕事というのはね、我々発信の仕事というのは、今の時代をつかんでる人じゃ駄目なんですよ。
一歩前に行ってる時代のつかみ方をしないと、その曲を歌って出すときには、時代が一歩進んでるから時代が合うんですよね。」
五「そうなんですよ。だからタイミングって言うのはほんと大事で。
かと言って、一歩先は良いんですけど、二歩先に行っちゃうと駄目なんですよ。」
晤「そうなんだ。」
晤「で、しかも、お客様にとっても距離感がある話だねぇ。」
五「だから二歩先に行って失敗した例も一杯、幾つかありますから。」
晤「有りますか、やっぱり。」
五「はぁい。」
晤「う~ん、、、歩幅」
五「今なら良かったって言うのもありますしね。」
晤「だから、時代が寄り添うってまさにその通りで、歩幅の問題なんですよ。」
晤「お客様を置いてってもいけない。けれども、進んではいなければいけないのも有るんですね。」
五「そうなんですよね。」
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