平成3年8月 日刊スポーツ出版社刊
日高晤郎著、 こころ折々つづれ織り
全255ページ
定価1500円
前著に続いて、晤郎さんとしては2冊目のエッセイ集。
扉ページに晤郎さんのカラー写真2葉。
本文中に、晤郎さん直筆の絵と、晤郎さんのモノクロ写真が挿入されている。
目次
前書き p3~
第1章 出会いふれ逢いめぐり愛・その1
・母にねぎらいの言葉もかけられなかった。今はそれが残念 p16~
・人生は不思議な巡り合わせと面白さにあふれている舞台だ p19~
・父を愛した母の哀しみ。真実を知り縁の不思議を思う p22~
・今も心に生きるおっちゃんの声。機嫌ようしてるんやで、泣いたらあかんで p25~
・名画に触れる瞬間求め、、、時間とお金、必死にやりくり p28~
・一度でいいから「彼女」の前で「彼女」の曲を歌いたかった p31~
・国民栄誉賞も、ファンが流した涙の重みにはかなわない p34~
・笑顔一つで人の心に記憶されたい p37~
・端役の私にお礼!?スターの意外なリアクション p42~
・名優辰巳柳太郎の死で、また一歩「昭和」が遠のいた p45~
・「続けろよ。続けることが、自分に勝つことだ」 p48~
・苦労人の名優だった「優」しさにかけては「名」人だった p51~
・真っすぐな血のたぎり再び。「映画人大集合」に青春期がほうふつ p54~
・「役者は汗を人に見せるな」改めて思うその言葉の重み p57~
・「悲しい時こそケロッとしていろ。泣くならうれしい時に泣け」 p60~
・恩師・追慕。その1-眠雷蔵独自の色気 p63~
・恩師・追慕。その2-盗み取りした「色気」 p66~
・田宮先輩の光り輝く星とこれから勝負したい p69~
・器は手に入れても、魂は間違いなく彼らの方にある p74~
・悪夢は見ても舞台は充実。やるべき仕事あることは幸せ p77~
・「盆に明るい」。安部さんのほめ言葉に真実味を感じる p80~
・堀内さんとのコンビ完成。2年がかりで織りあげた情熱の歌 p83~
第2章 出会いふれ逢いめぐり愛・その2
・自分の仕事には自信が必要。スタッフに恵まれた幸運に感謝、感謝 p88~
・視聴者に何をどう訴えかけるか。心が乾燥していない4人のスーパー戦士 p91~
・芸のすき間を埋める訓平さんの優しい「あかり」 94~
・東京を捨て北海道で決着。あと10年繰り返しても、決して惜しくはない p97~
・半生の足跡を仲間とともに45歳の素顔で綴る p102~
・若者からの手紙に新たな意欲。誰よりも的確な感想と意見 p105~
・あがりまくった自分に感動。19年ぶりの歌との出合い p108~
・踊りの手順を細かく絵に。「隠れ修業」で不得意科目を克服 p111~
・絵のお手本ー「絵馬」。子供心に受けた衝撃、今でもサラリと一筆絵 p114~
・素人の芸人気取りは「耳障り」。業界用語の乱用やめて p117~
・後押し効果で島一番の人気者。誰もが素晴らしい笑顔だった p120~
・忘れられない26歳になった夜、孤独の中で見つけた、生きることへの喜び p123~
・上手に飲めば長~い親友。八分目の付き合いで、いつも上機嫌 p128~
・出会いのうれしさ、ふれあいの素晴らしさ、めぐり会いの喜び p131~
・ほんのゆきずりのファンと、なんと2度の楽しい偶然 p134~
・ハンディ持つ人の苦闘思い、怠惰に流される自分を叱る p137~
・自分のしんどいことなんぞ曖気にも出さず、いつも元気のいい笑顔 p140~
第3章 心・つづれ織り
・修羅場で体得、日高流の極意伝授 p144~
・プロの喋り屋がカゼをひくなんて、、、。必死の追い出し作戦 p146~
・胃に言わせれば、私はあまり良い友達ではないだろう P148~
・親が本気で子供にどこまで付き合ってやれるかが大事 p150~
・「確かな自分」というものを一つでも持っていなければ P152~
・率直で無計算で捨て身な愛情表現 p154~
・技量、志、人生観すべてに「芸人」だ!!ポール牧さん P156~
・会ってみれば骨っぽい舟木さんに完敗して乾杯 p160~
・私たち日本人がもっと認識し、時には確認しなければならない感動 p162~
・言葉遣いの美しさは、それだけでまさに立派な芸 p164~
・一生叶いそうにない贅沢を心の中で思う p166~
・ツアー参加者を和ませる手際の良さは「達人」の域 p168~
・見る側の心を失わない送り手になって、、、 p170~
・「いつか」じゃダメ。思った時に行動する p172~
・テレビもラジオも結局「人」がつくってる p176~
・実家での一日。母の礼が照れ臭くもうれしい p178~
・15秒でも9時間でも創る情熱に差はない p180~
・プロがいる、ロックがある。くやしいほど「すごい」 p182~
・窓の外には春の足音。哀しい思い出糧に新たな挑戦 p184~
第4章 歩み30年。お喋りひとり綴り
・お金をいただくありがたさ。それを体で覚えた p188~
・キラ星、スター橋幸夫の「切られ役」でした p192~
・「私は何も失わない。失うのはアナタですからね」 p194~
・20歳。夜行列車で東京へ。持っていたのは柔道着とギター p199~
・自分の歌手としての区切り、心を込めてうたいました p202~
・前にはお客様、そして後ろに市川雷蔵先生 p206~
・役者はやっても、ギャラは「寸志の日高」 p208~
・一流ホテルでトークショーの、うれしい話 p213~
・負けの中にも、何か兆しを感じていた。そして、8時間放送 p218~
・変なディナーショー。客がみんな泣いて帰る p221~
・わだかまりを消した実母のひと言 p226~
第5章 対談・岩本さんと語り合う
・2日だけの予定が1週間、ひと月と長引いて、、、 p230~
・ミエを張りまくって6ヶ月は自前!痛かった飛行機・ホテル代 p234~
・どうせやるからには、完成度の高い作品をめざす p238~
・僕がムキになるのは癖であると同時に、辛いから p243~
・僕は時代を引っぱっていたい。時代と勝負してるんだ p251~