読書~紫根染め
☆繊細な国産紫草
昨夜はクレイグ版007観て興奮と、夜温の高さになかなか寝付けず、今日はぐったりDAY。
オリンピックは始まってますが、私はこんな時は読書。
紫草(読みは、ムラサキ)が気になってて、今年度に入ってから少し本気で調べてる。
そこで今日読んだ本は、せき社長が貸して下さった「むらさき染に魅せられて」
読みやすかったです。
ちょいと専門用語が多いので、理解するのに時間がかかったりしましたが、それでも2時間半あれば余裕で読めますよ。
勿論完全に理解はしていません。
染色はやったことが無いので、細かい事は分かるわけがないんです。
でも、おおよその内容は頭に入りました。
面白かったのは、紫草の育て方。
やはり難しいらしいんです。
だから著者が用いたのは中国産の紫草。
こっちは簡単って言うんですね。
つまり国産のは、野生の物でも栽培が難しく貴重。
だから古代では、紫色の染色も希少価値があり、だから尊い色と位置づけされたという事らしいんです。
純国産紫草といえば、、、。
ついさっき知った事をもうここに書いておきます、咀嚼もせぬうちではありますが。
大分県竹田市あたりにも、古代には紫草の一大産地が有ったとか。
なので現在、ふるさと納税の返礼品としても用いられてるようです。
その竹田産の紫根染めについて、製作者の方のblog(2002年にアップされた記事)がありましたのでリンク付けしておきますね。
鮮やかな紫です。
是非一度お読みください。
大分県竹田市の紫草復活(染司よしおか工房だより)
あと、紫からは離れるけど、この本で印象に残ったもう一つの色は「利休鼠」
緑がかった灰色。
色見本がありましたので、載せておきます。
江戸では表を渋い利休鼠にして、内側を紅花などの明るい色で着こなす。
こういうのも流行ったそうです。
そこで気になって調べたら、こういう色。
緑がかった灰色!
何とも味わい深い色ですね。
まぁそんなこんなで、今日は染色についての本を読みましたという雑談でした。
晤郎さんの小樽での紺屋高尾で配布された手ぬぐい。
それをこのホームページの扉に使って、そして気になって色々調べ始めて、現時点でここです。
着物、そして染色、、、奥が深いです。
まぁ、それを仕事にするわけでもなく、単に調べてるだけですが。
と言うわけで、今日のblogはこれにて。