聖地巡礼~ふうれん②
< 聖地巡礼~ふうれん①より続く
☆もち米の里
晤郎ショーホール公開のある冬に、朝早くから町を出て、札幌のSTVホール。
お昼にお客さんの目の前で、昔ながらの臼と杵での餅つき。
あの頃のふうれんの皆さんの姿と姿勢とを思い浮かべながら、町を走ってみた。
まだ幽かな雨が降っている。
雨合羽の襟元から、秋が忍び込んでくる。
もちろん、初めての町。
土地勘など皆無。
ただただ、風を感じながらのんびりと走った。
稲刈りが始まったばかりだというのに、この雨と風は大迷惑なんだろうな。
農家の皆さん、本当に大変だろうな。
時折バイクを止めて、荒天を見上げながら思う。
気付いたら一周したみたいで、再び道の駅。
いちご大福を一個食べて、再出発。
ホールに座って、突いてくださった美味しいお餅を頂いているだけでは見えてこない風景。
天候を読みながら、毎日毎日様子を見ながら、こうして秋に実って収穫を迎えるお米。
この写真の田んぼが、果たしてもち米なのかどうかは分からなかったが、美しい風景にしばらく見とれていた。
私は、この収穫時期の田んぼを「黄金色」と表したこの国の感性が好きだ。
思い出に、最大の望遠レンズで残した。
一粒一粒に、晤郎さんと風連町の皆さんの笑顔が見えた気がした。
やっぱり、来てよかった。
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