映画の台本~仁和寺への旅
☆木村善幸 仁和寺特別コンサート風景
キネマ・キッチン内に有る大映映画の台本。
これ、全部本物。
しかも、読んでいいと仰る。
これは読むでしょ、ここまで来たら。
と言うわけで、市川雷蔵先生主演の眠狂四郎の台本。
紫蘇ジュースを遠ざけて、ね、汚さないように。
そしてテーブルを手ぬぐいで良く拭いて。
向かって一番右。
市川雷蔵の文字。
これが台本かぁとしみじみ眺めました。
なんか大胆なバッテンが有ったり。
なんだろう?
カットされたシーンなのかな?
それとも上手く行かなかった場面の意味なのだろうか?
あれこれ想像も膨らみます。
台本の最後には、どの台本にもでしたが十頁ほどの白紙があります。
多分メモ用です。
そのメモ欄に、こういう記載もありました。
数字は台本の「章」を表しているみたいです。
晤郎さんの二人のお師匠さん。
市川雷蔵先生。
勝新太郎先生。
そのお二人の幽かな息吹に触れられた気がしたキネマ・キッチンでの一時でありました。