市川家歌舞伎十八番の一つ、外郎売。
日高晤郎さんが大切にされていた滑舌法であります。
STVホール公開などで、たまに披露してくださってましたよね。
通常のウィークエンドバラエティ日高晤郎ショーが始まる前にいつも、第一スタジオでこの外郎売をされていたという話も聞いております。
晤郎さんがお亡くなりになった2018年4月3日。
その日に私は、外郎売を覚えると決心。
しかしただ暗唱はなかなか難しい。
どうもただの言葉の羅列では、数行も覚えられないんです。
だから、翌週から、外郎売の言葉の意味を調べ始めました。
江戸の歴史、江戸の習慣、江戸の気質、そして外郎売を作った二代目市川團十郎の人と想い、小田原市に現存する薬屋のういろうなど。
そうしてみたら、深い深い。
数ヶ月かかって、その巧みに言葉を組みそして積み上げて完成された外郎売の口上の素晴らしさにすっかり魅了されていました。
2018年9月には約4分で暗唱できるようになって、晤郎さん一周忌の2019年4月には場面による使い分けも、へたくそながらできるまでになりました。
すると、とある効果が!
色々な考え事をしてての結論が、早くなったのです。
どうも、ある部分の脳の機能を活性化する効果があるみたいです。
みなさんも是非、晤郎さんを浮かべながら外郎売暗唱に挑戦してみませんか!
やってると、まるで晤郎さんが傍に居て下さる感覚になれますよ。
喪失をただ哀しむだけなら、晤郎さんはけっして喜ばれないはずです。
喪失を力に変える事が出来たなら、最高ですよね。
さて、また前置きが長くなってしまいました。
外郎売研究室。
ここでは、日高晤郎さんが大切にされていた歌舞伎十八番、外郎売の口上について調査研究していきます。
ここも、長くなりますよ~~~~
徐々に書いて行きます。
気長にお付き合いくださいね。