赤福とお福餅~お福餅について
☆お福餅
昨日は、赤福について書きました。
今日はこちら、お福餅。
お福餅本店は、伊勢市二見町茶屋。
夫婦岩で有名な二見興玉神社のある町です。
夫婦岩大小二つの、開通から突き出た岩でして、大きさは、結構あったな。
その二つの岩には、大きめの注連縄が張られていて、その間から、天候が良ければ富士山が見えるんです。
確か、冨士山が肉眼で見える最西端じゃなかったかな?
私が行ったときは、見えませんでしたけどね。
また行ってみたいと思っています。
どうせなら、伊勢、そして夫婦岩、それからぐっと南下して熊野三山。
ここ三年以内には再び訪れたい場所です。
さて、お福餅。
元文三年の創業。
西暦ですと1738年となります。
赤福が1707年ですから、約30年の差がありますね。
伊勢神宮と二見興玉神社。
赤福本店とお福餅本店。
共に約9km(直線距離で)
という事は、赤福の繁盛にあやかってできたお店かもしれませんね。
何でも当時は、赤福に倣ってあんころ餅の店が林立してたと言う文献もありますから。
伊勢詣でには、赤福。
二見興玉詣でには、お福餅。
そういう住み分けが出来て行ったのかもしれませんね。
ある話によると、当時、、、当時というのは江戸時代のことなんですが、お伊勢さんでは、詣で帰りの客で赤福青福とにぎわったと有ります。
青福まであったんですね。
何でしょう?ずんだ餅みたいなものでしょうかね?
お福餅には、上に赤福と同じような波型が付けられています。
これも、作り手の指の跡です。
(ホームページで確認できます)
そしてこちらの波は、夫婦岩の立つ二見浦の海の波を表しているそうです。
赤福とお福餅。
この際もう、どちらが元祖かどうかというのは、どうでもいいと思います。
赤福が伊勢神宮詣での土産なら、お福餅は二見興玉神社詣での土産。
そこから永年拡がっていって、今やどちらも伊勢名物となったというのが本当の処かもしれません。
お福餅、美味しかったですよ。
赤福とは餡の具合かな。
赤福が滑らかなこし餡なら、お福餅は少し粒々した感じのこし餡。
今度現地に行ったときに食べ比べてみるのもありですね。
お福餅のうす桃の包み紙を取ると白い箱。
その扉に、こう書いてありました。
ごめんなさい。
その方のお名前、、、憶えていたはずなんですが、、、。
今、失念しています。
晤郎ショーで、「お福分け」の言葉に晤郎さんが感銘を受けてらっしゃいましたよね。
帯広の女性だったと思うんですが、お便りに「お福分け」と書いてらっしゃった。
お裾分けは、上から下に良き事を分けてあげるという表現。
お福分けは、上下関係なく、しあわせを独り占めせず皆に分け届けるという表現。
これからは、「お福分け」を使いましょうと。
そしてその女性に晤郎さんは「一言の師」だと仰った。
なんだかそれを思い出しましてね。
伊勢のお福分けお福餅。
今でもすべて手作りなんだそうです。