見たくない景色

☆冒険の結果

・喫茶店にて

考え事をしたいとき、場所を変えるというのはかなり有効。
あれこれ同じ場所、まぁ、多くは自宅だが、同じ場所で考え込むより頭が回る。

そこで、先日、また考えがまとまらないときがあったので、そうだいつもの喫茶店じゃない所に行ってみようと散歩がてら、家を出た。

どうせ散歩がてらだ。
宛てなどない。
けれど小一時間も歩くと、何かしら見つける。
さすが大都会サッポロ。
小一時間歩いたぐらいでは、同じ山の風景が続いている九州の実家周辺とは大違いだ。

そして出会った初めての喫茶店。
よしいいぞ、落ち着いた喫茶店発見!
問題はここからだった。
ディナーショー 珈琲

・野放し親子

最初の15分は良かったのだが、ある親子ペアが来てからは散々。
その二組の親子は、ママ友らしく会話に大盛り上がりで、その上大声。
個人情報無防備に爆漏れ。
それだけじゃない。
幼稚園児ちょいと前ぐらいのお子様の一人が、土足でテーブルに上がっても放置。

マスターとそのママ友は知り合いらしく、馴染んだ会話をたまにして、どうもこれがいつもの風景らしい。
こんな店、もう二度と行かない!
結局この日、私の考えはまとまらなかった。
コーヒー代800円返せ!などとさもしい事を考えてしまう、、、思い出してる今でも。
ディナーショー 珈琲

☆日高晤郎著「心によりくもりのちはれ」より

そういえばこんな話、晤郎さんも書いてらっしゃったなと本を開いてみた。
日高晤郎著、心によりくもりのちはれ。
その26ページに「見たくない景色考」、あ、そう、これこれ!

傍若無人。
躾の悪さむき出し。
周りの迷惑一切お構いなしにふるまう子供と、その様子を、わが子しか目にいらぬ体(てい)で目じりを下げて眺めるだけ、注意を与えるでもなく、また、周りの人たちに気がねするそぶりすら見えないその親。
この親にしてこの子、なのか、この子にしてこの親、か。
見たくない景色だ。

日高晤郎著「心によりくもりのちはれ」より

おとうさん。
おかあさん。
お願いですから、きちんと育てましょう。
そしてその前に、自分自身を子供から見られて恥ずかしくないように律していきましょう。
なんて穏やかに伝えられればいいのだけど、、、。
コーヒー代返せ!
まだ言ってる。
ディナーショー 珈琲

☆私が注意される側の親だったことがあること

そういえば、、。
昔、子どもたちを連れて大通の地下街を歩いていた時に、見知らぬ男性に注意を受けたことがある。
確かに私はその時、子どもたちを叱っていた。

その男性は、20~25歳。
当時の私より10歳ぐらい下。
二人の子供を前にして、目を見て「ダメだよ!」と叱っていた時、突然後ろから肩を叩かれた。

振り返ったら、その男性が立っていた。
そして突然、こう言ってきた。
「やめてください、お子さんがおびえています。それは言葉の暴力です。」

こういう時はいいですか、人間って両目が「?」になります本当です私はなりました本当です。
ディナーショー 珈琲

こっちにしてみれば、あんた誰?ってなる。
こっちが訳が分からず???と見つめていると、さらにこう言ってきた。
「子供は叱ったらダメです。愛情を持って育ててください。」

あのね、子どもたちが何かに気を取られて赤信号で飛び出したの!
だから私が両手つかまえて、それで無事だったの!
だから今、飛び出したら死ぬんだよって注意してたの!
分かるか、分かったら下がれ!
なんてことをですね、私としてはとても穏やかにお伝え申したつもりだったのですが、その若者は怯えてましたねごめんね親にも叱られず育ってきたのね君は、なんて状況がその後展開したのも懐かしい思い出です。

子どもに対して、叱るのは必要。
でも、怒るのは基本的にダメ。
分かってないだろうなあの親は。
コーヒー代返せ!
まだ言ってます。
ディナーショー 珈琲

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください