まとめ~寄席の魅力

・最後に

寄席について連日書いてきました。
今日は簡単に、そのまとめを書いて、一連の寄席についての話のまとめとします。
昨日、寄席の定席を紹介しました
では、四つの定席の内、まずどこを見たら良いのか?
これはもちろん、どこでも構いません。

ただ、私見を述べれば「新宿末廣亭」となります。
まず、建物が木造で、江戸~明治~大正~昭和とつながる風情が残っている点でしょうか。
木戸をくぐった途端、一気に昭和中期のあの時代に引き戻されます。

小一時間楽しむもよし。
私みたいに8時間半丸ごと楽しむもよし。
いずれも木戸銭は同じですから。(昼夜入れ替え無しの場合です!)
新宿末廣亭

・話芸

寄席に通って痛感したことがあります。
芸人さんの持ち時間は、基本一人(一組)15分くらい。
という事は、1時間で四人(組)。
なので通しで(休憩含む)8時間半。
つまりざっと、一日で30人(組)の芸が見られるんですね。

新人さんもいれば、超人気者も出演してるし、円熟の大ベテランも登場する。
かなり贅沢な興行であります。
新宿末廣亭

そして大事なことは、毎週、晤郎さんの素晴らしい話芸に触れることができていた晤郎さんファンには、もう既に、それらの芸を受け取る姿勢ができていることです。

30人(組)の芸は、それはそれは幅広い。
見たことも聞いたことも無い噺家さん(芸人さん)も当然いらっしゃいますが、そういう方の芸に心から感動させられたり、心の底から笑わせられたり。
なにもテレビやネットで知られているばかりが凄いのではないと思い知らされるのも、寄席だと感じました。

その、そこここに、日高晤郎さんの話芸の源流が垣間見える時があるのです。
これがまた、実になんとも味わい深い。
新宿末廣亭

今年、札幌市民としては、かなり寄席に通った方だと思います。
良い勉強にもなりました。
これも、晤郎さんが導いて下すったご縁。
これからも、趣味も兼ねて、面影を追って、機会が有ったら寄席に行こうと思います。
でも、二年に一回ぐらいが限界かなぁ、、、。
都民だったら、月に三回は通うのになぁ、、。
新宿末廣亭

という事で、令和五年十二月の、上席・中席・下席の出演者一覧を添えて、寄席に関する話はここまで。

明日からは再び、「2週間前の日高晤郎ショー」に戻ります。
では。

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