映画：ゴジラ、－1.0

☆特撮ヒーローズの神髄

・特撮ががが

JKFの話をしたので、ついでにこの流れで、先日観た映画「ゴジラ-1.0」について少々。

私はだいたい、ガメラ派で、ゴジラには魅力を感じていなかったのです。
そんな子供時代、仮面ライダーより、絶対的なウルトラマン派でもありました。

ところが、ガメラもゴジラも仮面ライダーもウルトラマンも、子どもに媚びを売る作品が出てくるようになり、地に落ちた。落ちた処ではなく、めり込んだんです。もう新作には、何の魅力も感じられなくなりましたね。

・ゴジラ派とガメラ派と

あ～あ、子供ダマシばっかりだと呆れて見向きもしなかった時に出てきたのが、平成ガメラ。
これは久々に良かった。

その後、晤郎さんもご覧になったシンゴジラで、私はすっかり心奪われ（晤郎さんが最大評価されたカヨコ・アンダーソンのクセの強さにも魅かれました。）、同作品で７回映画館通い。（スターウォーズと、君の名はと同率一位と言う個人的記録樹立）

・ウルトラマン派と仮面ライダー派

この流れで出てきたのが、ついにこちら。
シン・ウルトラマン

そして、シン・仮面ライダー

この「シン」シリーズは、私がヒーローたちに感じていたワクワク感がそっくり残っていて、しかも、大人の鑑賞や分析に耐える作り込みになってました。
シンウルトラマンは大納得の痺れるヒーロー像。
驚くことに、仮面ライダーは好きじゃなかったんですが（敵が、イ～～！！とか叫んで間抜けだし）、このシン仮面ライダーは、強さも弱さも私の魂にグサッと届きました。
なので、シンゴジラは、ゴジラ作品の至高！なんて思ってたんです。

☆戦後の日本を、さらに破壊する今回のゴジラ

・無料ポイントで、というセコさ

というわけで、シンゴジラ以外はもう見なくていい。
ゴジラに関しては、シンゴジラだけを大事にしてればいい。
そんな殻にこもることが苦ではない私です。

ですが、ポイントが貯まってて、無料で一回観られる権利が発生していたことに気づいた私。
じゃあ仕方ないな、つまらん映画を無理して見るよりも、シンゴジラとの比較で、マイナス作品観るしかないなと足を運んだ今回の「ゴジラ-1.0（マイナスイッテンゼロ）」でした。

・なんだ、、、これは、、、と言う感想です！

悪い意味ではありません。
もう言葉が出ない。

戦後の荒廃した首都。
親の無い子、子を失った親が普通に居る時代。
掘っ建て小屋に、盗み。
戦後でほとんど兵力も戦闘力も失った日本。

そこに現れた怪獣ゴジラ。

ゴジラは、そう、子どもに媚びを売らなかった頃のゴジラを思い出させ、さらに圧倒的恐怖を身にまとった存在としてスクリーンに登場。
観続けながら、胸がいっぱいになりました。
ゴジラが強すぎる巨大な存在。
だからあの当時、私の祖父母や親や親せきが戦っていた敗戦後と言う時代をありありと思い出せたんです。

しかも、初代がやられたオキシジェン・デストロイヤーみたいな作戦も出て来たし、島に上陸する凶暴化する前のゴジラも見られたし、シンゴジラ最終形態みたいな分散の可能性も示されたし。
参ったっ！！！
シンゴジラと双璧。

と、すっかり心奪われた私でした。
また観に行こうかな？？？

☆JFKに向かう私の横をゴジラが、、、

それで本題。
そう本題はここから。

先日、JFKを観るためにシアターキノに向かう私を、ゴジラが追い抜いていきました。
驚いたぁ。
噛まれるかと思いました。

横断歩道を渡ってからの撮影でしたので、離れてしまいましたが。
アップがこちら。

これが一昨日の事なんです。
そうしたら昨日、ゴジラ-1.0の監督と主演のお二人が、札幌の野外ステージで舞台あいさつを行ったとか。
いいなぁ。
あ、いえ、舞台あいさつではなくて、このゴジラトラックの真後ろを走るドライバーの皆さん。
きっと一旦停車時に、カメラ構えたんだろうなと思います。

ともあれ、ゴジラ-1.0。とても良い映画です。
多くの方にお勧めです！！