ドラマになったコルター・ショウ
☆ジェフリー・ディーヴァー作品
ディズニー・プラス
地上波テレビが本当につまらなくなったので、近年はテレビをほとんど見ない私です。
ただ、年末年始ですから何かユッタリと質の高い作品を観たいですから、1ヶ月限定でディズニープラスに再加入。
こいつ、年末年始になると加入してくるなぁとディズニープラスも分かっているのでしょう。
驚いたことに再加入でも、一年前の私の設定がしっかり残されていたのです。
何を見たか?
今後見たかった作品はこれとこれとこれですね、と。
ううむ、デジタル世界というのは私たちが思う以上に個人情報を把握しているのかもと驚かされつつ怖くもなりました。
ところで怖いよ、ミッキー・マウスの日本語版の声。
「コルター・ショウ」シリーズのドラマ化
コルター・ショウ。
あのジェフリー・ディーヴァーが生み出した主人公の一人。
父親からサバイバル技術を叩きこまれ、キャンピングカーで全米を駆け巡り、賞金のかかった人探しを生業として誰かを救っていく物語。
私が今読んでいるリンカーン・ライムシリーズは、一度映画化もされましたが、どうもあれは不出来だと思っています。
原作の面白さが全然映像化できていませんでした。
ところがディズニー・プラス、まぁまぁ頑張った。
まず主人公が原作のイメージを壊していない事、見た目と行動が、です。
ああそうそう、まさしくこの方がコルター・ショウだと思わせてくれるのです。
物語も、そう派手でなく。
まぁテレビドラマですから、強引なストーリー展開もまま見られますが、そこは目を閉じましょう。
タイトルが「トラッカー」となっています。
なんだ、トラッカーって。
コルターのドラマ化があるというので再加入してみたが、コルター・ショウで検索しても引っかからない。
探すのに苦労した。
なんだ、トラッカーってタイトル。
とまぁ。これは愚痴。
トラッカー、私の感想
主人公と、メインストーリーは良いと思いました。
あのディーヴァー作品(本)を、40分の一話完結のドラマに転用するということは、まず色々と大きく変えなければならない点も出てきます。
それは分かる。
その点では、脇役を増やしコルター・ショウチームを作っていくのは有りでしょう。
しかし、です。
やはりというかなんといいますか、そこは近年のディズニー作品です。
まぁ、ポリコレ色が強い強い。
だから最近はお客のディズニー離れが激しいですし、ポリコレを完全に無視したあのゴジラ-1.0が世界で大ヒットしたわけです。
コルターとお父さんの関係、お兄さんとの関係はパーフェクト。
しかしだ。
何故お母さんが自宅でコルターの仕事受付をやっている?
しかもお母さんがレズビアンで、犬好きのパートナーのおばさんと同じベッドで寝ている描写を描く?
コルターが情報分析を依頼する男が黒人で、しかも両足を失った障碍者でと、これ必要ある?
さらに誘拐されるのが中国人。
あまりに、ポリコレ。
ポリコレって何?という方は、以下の記事で昔触れましたから、そちらをお読みください。
< 日高晤郎ショーと、ポリコレ~①
ディズニーはこれをやるからダメなんです。
最近では人魚姫のアリエルを黒人にした実写映画を作って不評だったし。
さて、アメリカ大統領がポリコレ大好きヨボヨボじいちゃんから、男は男、女は女、日本の現大臣は中国のスパイと言い切るトランプさんに変わります。
さてディズニーは今回も大統領にシッポ振って今度はポリコレはいかん!!とばかりに真逆に舵を切るのでしょうか?
とにかくこういう風潮と作品作りは、駄作を生み出しやすいので、私もポリコレ大反対です。
今、2話まで観ました。
このトラッカーは今年の作品ですから、ディズニーのポリコレなうが分かるわけです。
確かに以前の、ひどすぎるポリコレ傾倒は見られませんが、でもまだ不自然な政治的主張が随所に織り込まれています。
そこが不愉快。
さて、トラッカーは私の許容範囲内で上手に物語を紡いでいくのか?
はたまた、ディズニー病とでも言えるような何でもありのポリコレに吞まれていくのか、その点も見ものであります。
がんばれ、我らがコルター・ショウ、ということで。
結局、全話観るんかいという話ですが。