「日高晤郎ショー 最後の日」9時台Part3
●虹色オールディーズ
虹色オールディーズ(提供 きのとや)
【晤郎さん】
「明日への贈り物Part3は前日まで構成を考えて、曲の入れ替えなどをやっていた。
打ち上げでの社長の挨拶でも、こんなショーは見たことが無い。
特に夜の部はずっと肌が粟立ったと仰ってた。
そしてあとで、こうも仰っていたそうだ。
『晤郎さんはご自分の名前を入れて、きっかり56曲に絞ってショーを構成されていた。』
感嘆されていたと。
『いや社長、偶然です。』
私は、そういう数合わせなどしたことは無いんです。」
ご自分でも不思議だなぁと思われた数字の符合だったそうです。
この日のオールディーズ一曲目は、ザ・トーケンズ「ライオンは寝ている」
曲の導入部、ライオンは寝ているを口ずさもうとしたのですが、声量が足りず歌にならなかった。
すかさず6人の歌人の皆さんが添うように歌い出しました。
誰もが分かってる。
言葉にしなくても、伝わります。
胸が熱くなった瞬間でした。
二曲目は、エルビス・プレスリーの「監獄ロック」
監獄ロックが終わって晤郎さん。
【晤郎さん】
「ほんの4~5年前までは、これ、ディナーショーで歌ってたんだよな。」と一言。
更に、、、
「昨日朝(明日への贈り物Part3の会場の)教育文化会館に入ったとき、全員が拍手で迎えてくれた、、、嬉しかったな。
あのパークホテルのコンビも。有り難かったな、凄い力になった、、、」
監獄ロックを耳にしながら晤郎さんは、かつてのパークホテルでの華やかで元気で笑顔と涙に包まれていたご自身のクリスマスディナーショーを思い返してらっしゃったんだと思います。
それでこれらの言葉になったんでしょう。
ほんの少し前の元気な自分を思い返す、これって、切なくてそれでいて温かな時間でもあるのだと思います。
晤郎さんの言葉に小さく相槌を打つ岩本公水さん。
その声がほんのり涙色に染まっておりました。
何とも印象深い虹色オールディーズのコーナーは、こうして静かに終わったのです。
(写真は、2014年。日高晤郎さんのクリスマスディナーショー始まりの朝、札幌パークホテル)
CM~きのとや
CM~道銀ラピッド ~ヨドバシカメラ札幌 ~由紀さおり・安田祥子コンサート