日高晤郎ショー・みとせの流行り歌1989年 その2

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大変な激動の年でした1989年って。
まぁかなり終わりになって11月、ベルリンの壁崩壊ですから。
あれも凄い景色でしたよね。

で、それのちょっと前、6月4日。
天安門事件がそうです。
それとか四人組だとか。
中国の持っている病巣が全部露呈しましたよね。
で、あそこから中国はどんどん良くなって無いと私は思ってますから。
悪くなる一方だと思っています実際のところ。
中国韓国はちっとも良くなってないと思いますね。

良くなってない人とか、良くなってない国はね。
どういうこと言うかというと、他の国を良くなってないと言うんですよ。
私が言ってるのは個人の感想だから。
個人の感想と、国を挙げての感想は全く違いますから。
これは思惑がある事。

私は、思惑は全く無いですから、感情論だから。

これはいいんですが、あるいは日本を取り上げてうんぬんと言うんですけれども、まぁそうは悪くなってない、人は悪くなっていますね。
うん。
みんな薄汚くなってる。
純粋なものがどんどんどんどん消えてるんです。
これはバブルだなんだと金で弾け飛ぶとですよ。
私が今心配なのは、あの小さいバブルだとか、あの安部くんのはしゃぎようね、女房連れてあちこちの外交って有り様は、私はあんまり思わしくないなと思っています。

ただ今度の選挙ではそういう結果は出ないと思います。
国民がさほど利口になって無いから。
ここが怖いです。

7月に指揮者、ヘルベルト・フォン・カラヤンが死んだ。
81歳ですが。
カラヤンの話の中にはとても良いものがあって、毎度申し上げますが。
その日、タクトを振っていてもオーケストラの指揮者というのは上手くいかない日もあるんですね。

上手くいかないとき、カラヤンの周囲が演奏が終わって食事にお誘いする。
そこでシャンパンを最初にやって、ハ~ッとため息をつき、そこに有ったキャビアを一つ召し上がって。
今日も良い一日だ、と仰ったと言うんです、カラヤンがね。

失礼ながらマエストロ。
今日はご機嫌が悪いかと思ってました、と周囲が言う。
なにが?あ、音楽?指揮??それはまた明日調整すればいい。
もうそうやって変わるものだよ、生き物だからね。

しかし、、、それにしては今日は良い一日だと仰るのは、、、。

、、、君、キャビアが旨い!
本物だよ!
一日に何か一つ良い事があれば、良い日なんだよ。
そう思わないと、一日一日を雄々しく生きてはいけないだろ。
今日はキャビアが旨い、本物だった。
だから、良い一日だ。

これ。
私の中でも大事にしている言葉であります。

さて一方、日本はというと、相変わらず有頂天。
これです。
小泉今日子。
学園天国。

これ、時代が混沌とすると、徒花のように生まれてくるんです。
学園天国 小泉今日子


みとせの流行り歌。
その時代の話を申し上げながら、掛かる曲は全部その年の曲です。
そして最後にフルコーラス掛る曲は、私の印象に残った曲ではあるのですが。
それがこれです。

なかにし礼という作家は、やはり時代を作る力を持ってる。
ここが秋元康とは違うところだと思います。
で、そういう力ってどこから出てくるかと言えば、多分、人生観だと思いますね。
そこの達観の具合が、秋元康は私には脂っこい嫌なものに見える。

なかにし礼は違う事を言うでしょう。
踊り、祭りは、魂がゆらゆらさんざめくのだという。
風の盆恋歌。
石川さゆり 風の盆恋歌

一スタ歌謡曲でも、石川さゆり、取り上げてもいいかもね。
五曲ぐらい名曲を。

憧れませんか?
こういうきちっとした物語を歌えるって。

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