日高晤郎ショー 東日本大震災報道・Vスタジオ13:03

< 日高晤郎ショー 東日本大震災報道・13:01より続く。

☆3.12PM1:03

【Vスタジオ・ミヤタアナウンサー】
はい、お伝えします。

東日本大地震による津波で死亡したとみられる男性が、今日、函館市で見つかりました。
今日午前7時過ぎ、函館市の住宅で、60歳代の男性が倒れているのが見つかり、病院で死亡が確認されました。
警察は、津波による浸水で死亡したとみて調べています。

道内では引き続き、津波に対する警戒が必要で、交通などに影響が続いています。

JRは、津軽海峡線の、函館と新青森を結ぶ特急と、函館と札幌を結ぶ特急が今日一日運休となるほか、根室線の浦幌と根室の間などが不通になっています。
また仙台など東北地方の空港の間の航空便を中心に、欠航が決まっています。

フェリーも運航再開の目途は立っていません。

日高の様似町と釧路市、函館市の合わせて百四十戸ほどでは、停電が続いています。

北海道の太平洋側には大津波警報が。
その他にも、津波警報や津波注意報が引き続き出ています。
津波は繰り返し押し寄せるため、札幌管区気象台などは、絶対に海岸などに近づかないよう呼び掛けています。

次に、東北地方の青森県と岩手県も津波によって、町が在ったことが信じられないほど泥と瓦礫が拡がっていることが、ヘリコプターからの取材で分かりました。
岩手県宮古市では、瓦礫に埋もれた建物から、赤い炎が立ち上り、消防隊員が立ち尽くしていました。
港では防波堤が崩れ落ち、赤い灯台が傾いています。
海辺の野球場は、押し寄せた土砂で観客席を残してすべて埋まり、近くには漁船が船底を上に、打ち上げられていました。

瓦礫と海水で、地上から近づくのは難しく、建物の屋上に避難していた住人が、ヘリコプターで救助されました。

青森県八戸市の港では、大型船が桟橋に乗り上げ、埠頭のコンテナは横倒しになり、散乱していました。

一方、大津波で壊滅的な被害を受けた福島県相馬市でも、海沿いの住宅などが軒並み波に呑まれて、瓦礫の山と泥だけが残っています。
大小の島が点在する美しい風景で知られる相馬市の松川浦の周辺では、集落が流され、一帯は住宅の柱や土台が残るだけとなりました。

訪問介護の仕事中に被災し、車で避難した39歳の女性は、「余りの変わり様に、元の姿が思い出せません。」と話していました。
この女性は地震の直後、大きな地割れが出来て、激しく揺れ続ける市内でハンドルを取られながら車を走らせました。
また、自分の子供が通う小学校では、校庭のすぐ傍まで津波が押し寄せ、目の前で何台もの車やトラックが流されていたという事です。
女性は子供たちと共に、校舎の三階に避難しましたが、余震が起きる度に「怖い、助けて。」と、子供たちの悲鳴が上がっていたという事です。

< 日高晤郎ショー 東日本大震災報道・Vスタジオ13:06へと続く。

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