新燃岳噴火から10年

☆東日本談震災2ヶ月前に起きた噴火

2011年1月、宮崎県と鹿児島県県境の霧島火山帯にある新燃岳が、約300年ぶりに大噴火しました。
新燃岳噴火から10年

国内では珍しい、プリニー式噴火だったこと。
これ、危ないんですよね。
この正月に死都日本を読んで、改めてゾッとしています。
死都 日本

当時も、え?新燃岳噴火!!と驚いたものでしたが、今改めて、ゾゾッとしてます。
そうやって驚くくらい、そのくらい、地元でも珍しい大きな噴火でした。
友人も多く、そのニュースが気懸りで当時、ずっと耳を澄ませていたものです。

ところが3月。
東北で起きた未曽有の大災害、東日本大地震で、世の中のニュースはそちらに集中。
いつの間にやら私も忘れかけていました。
そうか、あれから10年か。

☆火山って実は怖いんです、想像以上に。

実は新燃岳、2018年にも噴火を起こしているんですよね。
こちらは前に比べるとの話ですが、小規模でした。
ただ、こんな話もあります。
鹿児島大学・井村教授によりますと、現在の新燃岳の地下には、2011年大噴火直前と同じ分量のマグマ溜まりが形成されているとのこと。
例えば、最悪の噴火が起こった場合、一発で現代文明が消えてなくなる事も有るらしいんです。
これ、絵空事じゃなく。
長い人類史を見ると、起こってるんですこれが。

小説「死都日本」にあった言葉です。
「地震と噴火、どちらが怖いと思いますか?
多くの人は地震と答えるでしょうが、それはどうでしょう。
何故なら、地震には上限があるが、噴火に上限など無いからです。」

この言葉が気になって私、読後調べてみたんです。
そしたら、遠い昔、まだ人類が裸で野山を駆けまわって動物みたいに生きてた頃にも、超巨大噴火があったと言うではないですか。
それが原因で世界中の祖先たちが激減し、その後6000年間も氷河期が続くことになった超巨大噴火が。

この小説が発表された9年後に、東日本大地震。
その上で、あの言葉を反芻してみる。
「地震には上限があるが、噴火に上限は無い」

新燃岳大噴火から10年の記事を読みつつ。
COVID-19で大変な今、もうこれ以上、変な事が起こりませんようにと祈りつつ。

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