素敵な日本の言葉「ぼたもち夜船に、おはぎ北窓」

☆退院祝いに頂いた、サザエの「おはぎ」

チューンナップ終了。ダウンロードも完了。
そういう訳で、ここ10年で一番元気の状態になって明日ようやく退院です。
はぁ、長かった長かった。

さて昨日昼、差し入れするねとラインが届いたんです、あのサザエ食品のおはぎですって。

もうほんと、お父ちゃんは嬉しいよ。
知ってるね、何を食べたいか。そうそう、甘いの。
甘いと言っても、こういう体の状態の時は、西洋のもんじゃなくてさ、これに日本茶だよ。

☆「おはぎ」と「ぼたもち」の違いについて

で、昨夜消灯過ぎて、お隣のおじいさまが獣に変化して始終深夜までうなり続けるのを右耳で聴きながら調べたの。
そうしたら、昔は、確かに春はボタモチでこしあん。
秋はおはぎで粒あん。
、、、だったみたいなの。
理由は、こう。

◎春

小豆は秋に収穫するから、春には小豆の皮が硬くなってて、皮を除いてこしあんにしなけりゃ硬いのが残ってよろしくない。
なので、春は牡丹の季節だから牡丹餅で、こしあん。

◎秋

一方、秋。
収穫したばかりの小豆は皮まで柔らかい。
なので皮を残したまま使用。
だから、萩の花の季節の秋は、おはぎで粒あん。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は IMG_20191116_47702.jpg です

でもそれはもともとの話。
時代と共に、なんだかんだ混沌としてきたみたいですね、美味しいんだからどっちでもいいじゃねぇかって。
あと地域によっても、それらの混ざり具合は違うみたいですね。
なんか残念。

☆季節に添えば、四つの呼び名

処がさすが昔の日本人は粋だった。
春が「ぼたもち」ならば秋は「おはぎ」
じゃあ、夏は?冬は??と考えたんだね。
そりゃそうだ、夏でも冬でも食べたいものは食べたい。
そうだそうだ偉いぞ昔の日本人!!

☆表音文字と表意文字の言葉遊び(明日備)

餅と違って、この場合、もち米は臼杵で突かない。手でオムスビみたいに握る。
それを「突き知らず」と表現した。
突き知らず、、、つきしらず。そう音で捉えた。
そしてそれに別の同じ音の、意味を与えてみた。
表音文字と表意文字のお遊び、明日備(アスビ)、ですね。
え~とこういう連想法、ここ大事ですテストに出ま~す。

◎夏

夏の、つきしらず、、、着き知らず、、、何が着いても分からない?
そうだそうだ、夜真っ暗闇の岸辺に川に舟が着いても分かるまい。
じゃあ、夏場のこいつを「夜舟」と呼ぼう。
どうもそうなったらしい。
やっぱり偉いぞ、昔の日本人!!

◎冬

待てよ、、じゃあ冬はどうなんだい?
冬、、冬のつきしらず、、、冬は寒いんであんまり外に出ない。
で、家の中から外みてても北側の窓からだけはお月さんが見えない、、、月を知ることが出来ないのは北側の窓からばかり、、、月知らず、、北窓。
どうだい凄いぞ、昔の日本人!!!

ところが、夜舟に関して結構多かった記述は、こういう解釈。
おはぎは、餅つきみたいにぺったんぺったんと突かないので、音が出ない。音が出ないから、隣家に「いつ突いたかわからない」、、、いつ着いたか分からない、、、夜の暗がりの川辺に舟がいつ着いたか分からない。だから夜舟。そういう解釈。、、、でもね、、、。
そうかな〰️、「いつ、突いたか分からない」って、、、最初に突かないって書いてありますよね、前提条件として。
いつ着いたか分からないじゃなくて、最初っから突いてないんですよね、、、。
私は、それは違うと思うなぁ。どう思います?

☆明日備

春はぼたもち。
夏は夜舟。
秋はおはぎ。
冬は北窓。
こういう感性、大事にしたいものですよね。
それと文中の赤いアンダーラインの項目(明日備)にご注意ください。
いずれ「啖呵売」や「外郎売」の口上解釈に用いる考え方です。
さあ、差し入れの北窓食べたし、寝るか。
明日は退院、まずあったかい日本茶飲みたいです。
、、、それにしても、じいちゃん、うるさいっっ。
でも、色々とねお話しして友達みたいになって、ありがとうございました。とても良い人だから、まぁいいか、許す!早く良くなって下さいね。

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