木村善幸さん 無観客トライアル公演 リポート Part2

< 木村善幸さん 無観客トライアル公演 Part1より続く。

☆舞台設置の景色

案内されて「自由にお座りください」とマネージャーさんから言われたので、一旦、中央の席に座ったのだが。
「待てよ。」と思った。
座った席の3列後方には、舞台照明さんと舞台音響さんの調整器が陣取っており(この表現が正しいのか不明ですが)、そこに照明責任者と音響責任者が色んな指示を出してらっしゃる。
「待てよ。」私の好奇心がもう止めようも無く動き出した。
照明・音響調整器の真後ろならば、舞台自体のみならず、その構成過程まで視られるではないか!!!

というわけで、プロの仕事が全部見える位置に、私は座りなおした。
テーブルの上には、事細かに書き込まれた公演進行表が置かれている。
世界に向けての舞台は、ここから積み上げられていく。
「よし!」と私は一つ、深呼吸をした。
とにかく、「この時」に集中。
木村善幸さん 無観客トライアル公演

☆照明さんの景色

責任者の方が、演奏曲目順に、使用する照明を細かに指示していく。
例えば1曲目。

天井からの照明。
真横からの照明。
足元からの照明。
ピンスポットライト。
背景照明。
間接照明。
そんな感じ(あくまでもそんな感じ)で、一つ一つ順番に最終決定。
あくまで丁寧に。
あくまで慎重に。

それぞれに複数の光源が有って、その角度や絞り、そして明るさなどを微調整。
それはまぁ、かなり繊細な作業。
客席内に設けられた調整ブースから、照明監督の指示が肉声で舞台へ飛ぶ。

舞台には数名の照明係が、その指示に従って手作業で理想の照明を微細に作り上げていく。
プロフェッショナルの仕事が、そこに在った。
木村善幸さん 無観客トライアル公演

< 木村善幸さん 無観客トライアル公演 リポート Part3へと続く。

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