食料安保

☆世界情勢の不安定化がもたらすもの

食料生産に欠かせない肥料。
その肥料の値段が高騰を続けているという。

昨日、九州の親戚と電話。
肉牛に食べさせる海外からの飼料が高騰の上に不足。
野菜に使う肥料も値上がりの上に、仮に買いたくてもまずそもそも肥料が無くなっているという。

原因は、これまで輸入先として頼ってた中国が、自国優先と肥料の(原材料の)輸出枠を縮小したためだという。
更にロシアの侵略戦争の影響も。

この状態では、国内の食糧生産が破綻するのではないかと、親戚は嘆いていた。
来年が見えないとも。
こういう危機感が、一般国民にまでまだ浸透していないとも。

平成生まれの皆さん。
更に言うならその時期生まれの都会の若者。
生まれた時から物がある。
まずお金を出せば買える。
深夜でも財布抱えて向かえば、営業中の店がどこかに有る都会。
どこかで、明日も今日の延長と生きてきた気持ちの耐性はいかほどなのだろうか?

若者が壊れて行けば、時期にその国は終わる、そういう事だ。
デミコーヒー

☆遠くの国の戦争の裏側で

農水省のホームページを見ると、世界の肥料消費量第一位は中国で、おおよそ25%。
その中国が、これまで行ってきた肥料生産を中国国内の消費に回すと輸出規制。
つまりこれは、、、そういう事だ。

中国は、肥料の三要素と言われるリンとカリウムの原材料である鉱石の埋蔵量でも群を抜いているのだから。

ロシアが、とうに滅び去った亡霊みたいな傲慢な侵略に手を染め、その存在が揺らぎ始めてる今。
不気味な覇権主義が、その揺らぎの合間を縫って静かに一歩踏み込んできている気がしている。

単純な話。
化学肥料が農家に行き届か無くなれば、想像以上の経済ダメージが消費者まで波及する。

昨日の電話を切ったあと、調べてみたら本当に肥料が不足してるというニュースが散見された。

一つの大きな時代が終わろうとしているのかもしれない。
そんな予感が押し寄せた昨日の夜の話。
風連の米

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