「言葉」の語源①

☆多羅葉

言葉。
日頃私達が普通に使っているものですけれど、言は分かるがさて、葉になると何故その漢字がそこに来るのかあまり理解してないですよね。

なんで「葉」なんだろう?
30歳のころでした。
調べればよかったんですが、調べもせずそのまま放置。
そして旅先、三重県で多羅葉に出会ったんですね。
熊野本宮大社の境内でした。

現在は、本宮の多羅葉の下に、八咫烏ポストが設置してあるとか。
下の写真は、熊野本宮大社ホームページの物です。
写真をクリックすると、本宮大社のホームページに飛べます。
多羅葉 熊野本宮大社
さて、と。

多羅葉。
多羅葉樹とも書きます。
読みは前者「たらよう」後者「たらようじゅ」

この木の葉はけっこう大きくてですね、大人の平均的な手のひらぐらいありました。

多羅葉の葉の裏に、尖ったもので軽く引っ掻くと、黒い跡が残るんです。
なんでも古い時代には、この多羅葉の葉裏に経文を書いたり、戦の指示を書いたりしてたりしたそうなんです。

つまりこれが、葉書となったともいわれていますね。

文字通り、「言葉」の葉は多羅葉に由来するという説もあります。

30歳の一人旅。
境内の落ち葉に20葉ほどあれこれ書いては、おおお!と感動したものでしたが、なんて書いたかは教えません。
青春のほろ苦い思い出であります。
30歳を青春と表現するのに賛否両論ございましょうが、法律違反でもないので、そこはそれ、そっとしといてね。

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