出版社・秘話

☆出版できるまでの道のり

昨日、出版に関しての記事をアップしましたでしょ。
それについて補足など少々。

メッセージを頂いたのですが、誤解しますよね。
今回の私の企画は、つまり出版に向けての企画なんですが、これは日高晤郎さんについての本ではないです。

出版するには、まず企画書というのを練り上げて、それを出版社の方に認めていただいて。 
更にそこまで進んだ場合、担当者の方とさらに共同作業で練り上げて、もう一回その時点での企画書を作るんです。

私の今の段階は、2行前の下線部分ですね、ここまで進んでいます。

担当者さんと一緒に、新しく練り直した企画書が完成したら、そこでそれを担当者さんが社内で出版会議にかけて、そこで認められて初めて、執筆活動に入るわけです。
ただ、本が出たからと言ってそれが売れるとも限らないのが出版の恐ろしさ。
活字離れも進んでいますから、そこにどう折り合うかも大事。

さて今回の話は、前回の「究極の出版コンペ」後の懇親会での話。
web心理塾出版コンペ

☆日高晤郎さんという残照

懇親会は立食パーティ形式。
ここで色んな出版社の方と名刺交換しました。
(そうです、恐れ多くもいっちょ前に、私は個人の名刺を作った不届き者ですみたいな)
web心理塾出版コンペ

とある大手の出版社のベテランさんと雑談させていただいたとき、私の名刺で札幌在住と分かりますよね。
それでラジオが好きとか、言葉、つまり日本語に興味があるとその方に伝わったとき、こう言われたんです。
「北海道と言えば、日高晤郎さんですよね。」

肌が泡立つ思いでした。
なんでも出張で北海道に見えた時には、都合が合えば日高晤郎ショーを聴いてらっしゃったんだとか。
ね、分かる人には伝わりますでしょ。
出版界にも、晤郎さんの凄さや楽しさを知ってる方がいらっしゃる。
どうです、どなたか日高晤郎さん関連の本の企画書を書いて挑戦してみませんか?

ちゃんとした本の形にすれば、国立国会図書館でも保存してもらえるだろうし、後世のどなたかのお役にきっと立てるはずです。

さてその後しばらくたって、今度は出版社さんではなく、出版エージェントをなさってる方とお話しする機会が有りました。
そこで、今回の私の本企画とは別に、日高晤郎さんのことについて数分お伝えしたら、こういう反応でした。

「あ、それ、凄く良いコンテンツですね。切り口と構成案さえしっかり立てれば面白いと思います。何かあったらお力添えさせていただきますね。」

大事なのは、自分が書きたい本ではないのです。
大事なのは、誰かが必要としている本。

今回、出版業界から見たこういうお話が聞けた事も、私が1歩踏み出してよかったと思える理由の一つでした。
web心理塾出版コンペ
(向かって右端に立っているのが、プレゼン中の私。良い経験をさせていただきました。)

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