ごめんなさい、ルパン三世
☆LUPIN THE ⅢRDシリーズを観て
ルパン三世のイメージ
モンキーパンチの古里は浜中町です。
かつて日高晤郎ショーを拝聴していた者の一人として、しっかり刻み込まれております。
さてそのモンキーパンチさんの代表作、ルパン三世。
そんなに好きではありませんでした。
なんだかチャラチャラしてて、女の尻ばかり追いかけてるイメージで。
ところが先日、金曜ロードショーで。
カリオストロの城
ルパン三世カリオストロの城が放送されました。
この作品は、ルパン三世の中でも、あのジブリの宮崎駿さんが作った人気作だということぐらいは知っておりましたので録画して視聴。
やはり宮崎駿さんの作ったものです。
テンポよく楽しく視聴出来て、ああ、こういうルパン三世なら楽しいかな、程度の感想。
まぁでも、観て損はないとは思いました。
ルパン三世の原点
カリオストロの城を視聴した後、なぜこの作品が生まれたのかを調べたら、制作陣がゴタゴタして監督が辞めちゃったのかな。
その解決策として、当時の若手だった宮崎駿さんが初監督として起用されることになったのだとか。
そして映画は人気を得て、カリオストロの城は名作として知られるようになったのだとか。
但し、この作品でその後のルパン三世の作風が決まり、原作のイメージは霞んで行ったという記事を読んだのです。
つまり、です。
私が毛嫌いしていたルパン三世は、カリオストロの城以降にこの作品の影響を受けたものだった、、、というわけ。
それならば、浜中町が生んだモンキーパンチさんの描いたルパン三世はどういうものだったのか、俄然見て観たくなったのです。
これは東宝漫画祭りに出ていた、子供に媚びを売るゴジラを見下していた私が、シン・ゴジラやゴジラ-1.0を観て感動に打ち震え、どれこの原点はとこの歳になって初めてゴジラ第一作を観て思わず涙を流し、ああ、原作は凄いと感じた体験があったからです。
これぞと思った作品では、原点を探れ!であります。
ルパン三世外伝
調べていましたら、LUPIN THE ⅢRD(ルパン ザ サード)という作品群があると知り、このシリーズがルパン三世の原作を色濃く残しているという事でこの土日、観ました。
まず最初が、こちら。
次元大介の墓標
前編後編の二作品で、合計約1時間程度。
なるほど、大人が観ても充分にかっこいい。
そして相手の狙撃手も不気味で、良い。
次に観たのがこちら。
血煙の石川五右衛門
こちらも前後の二編。
舞台は日本。
やくざの用心棒に雇われ始めた石川五右衛門。
そこに、突然現れた外国人の木こりが襲撃。
凄まじい能力で石川五右衛門を圧倒した木こりは、組のカジノを完全に破壊。
その破壊に巻き込まれた組長は死亡。
組長を護れなかった五右衛門は組織から疎まれ、木こりに居合も見抜かれた五右衛門は完全に自信喪失。
そんな五右衛門を見守るルパンと次元。
いやもうこれは、大人のドラマですと打ちのめされ、次の作品も観ました。
それがこちら。
峰不二子の嘘
砂漠の一軒家が襲撃された。
その家には、父と一人息子、そしてメイドとして雇われている峰不二子の三人。
不思議な術を使う襲撃者に、父は、息子を不二子に託し逃走させ、家を自分ごと多量の火薬で爆破する。
不二子と少年の逃避行が始まる。
追跡してくる襲撃者。
そこにルパンと次元が絡んでという展開。
もうここで完全に私は白旗を上げました。
次元の作品に出てきた超人的なスナイパー。
そして五右衛門の回に出てきた超人的な木こり。
彼らが健在でいることがこの作品で判明したのですから。
面白い、これは次の作品も観ずにはいられませんでした。
銭形と二人のルパン
極寒のロビエト連邦。
爆弾を自在に操って、ロビエトの空港を破壊し多数の死傷者を出した犯人は、ルパンだった。
ルパンを追う銭形警部。
ルパンをようやく追い詰めた銭形だったが、ルパンが言うにはあの空港爆破は俺じゃないという。
そこにロビエト連邦政府、そして敵対国であるアルカ合衆国が絡んで、、、という展開。
この作品のラストは、現在公開中の映画、不死身の血族につながっておりました。
これには参った。
これら一連のLUPIN THE ⅢRDシリーズの展開や謎が全て、今公開中の不死身の血族で解き明かされる訳なのですね。
本当にごめんなさい、このルパンは面白い!
そうかそうか浜中町出身のモンキーパンチさんは、こういうのを描きたかったのかと納得でした。
ルパンvs複製人間
追加として、この作品も観たい。
何故ならLUPIN THE ⅢRDシリーズの中で、どうも複製人間の要素がなんとなく出てきたので。
これらの作品の共通の黒幕が、不死身の血族の中で語られる、もしくは登場するのでしょう。
という事は、です。
カリオストロの城でルパン三世の流れが変わったと言われているので、その映画作品のひとつ前。
これが絶対に関わってると思うのです。
その作品のタイトルが、ルパンvs複製人間
但し、この作品はいくら私がアマゾンプライムに登録しているとはいっても、この作品だけは無料が見つけられませんでしたので仕方ない、400円払います。
ルパン三世に興味がなかったこの私が、ルパン三世に400円を払う、400円盗まれたと言い換えても間違いじゃない。
これも事件です。
ごめんなさい、ルパン三世、これまであなたに全然興味ありませんでした。
モンキーパンチさん、今頃ですが、拝見させていただいております。