映画神社~仁和寺への旅

☆木村善幸 仁和寺特別コンサート風景

大映通り商店街を進んでいく。
陽射しはかなり強い。
映画神社

そして、「大映」の名を冠した商店街には、不意に京都が顔を出したりする。
こちらは、味なお漬物屋さん。
映画神社

着物を着てこういう風に歩くのは初めてで、左の雪駄がほろりと足から外れそうになる。
ここで暴漢に襲われたら攻撃力防御力は着物で相当下がっており危険だ、しかし侍はこの着物を着つつ円月殺法とか繰り出していたのだな、相当な使い手だな、などと独り言をもにゃもにゃ言いながら歩いていた。

左手に、小さな神社が見えた。
勿論、立ち寄らずにはいられない私は寺社仏閣好き。
映画神社

三吉稲荷神社というらしい。
惜しい、もう少し文字が違えば北見市の晤郎さんファンの大先輩ご夫妻だ、今頃きっと人力車で竹林を走っているに違いないなどと、再びもにゃもにゃとつぶやく。
良く見ると、幟に「映画映像傑作祈願」とある。

おおお!
ここは大映通り商店街!!

三吉稲荷神社は、やはり大映に関係が深いようだ。
ワクワクしながら鳥居を潜る。

看板があった。
そこにはこう記されていた。
映画神社

『 この辺り一帯は竹藪が多く、その中に朽ち果てた祠が二つあった。
1つが「中里八幡」
もう1つが「三吉稲荷」

昭和三年、この地に太秦日活撮影所が建てられた。
周囲の竹藪は切り拓かれ、宅地化の波が自然を壊していった。
行き場を失った狐や狸や鼬が頻繁に見られるようになったのはこの頃からである。

それを哀れんだ日活の関係者が中心となり、この地に二つの祠を新築した。

その後、大映・松竹・東映と次々と撮影所が建てられることになる。

その縁にちなんで、本日よりこの「中里八幡」と「三吉稲荷」を通称「映画神社」と呼ぶことにする。

平成十年七月二十五日 』
映画神社

待て待て待てぇい。
平成十年、、、呼ぶことにするって、、誰が???
と看板読み終えた後、口の中でもにゃもにゃと一人突っ込み。

まぁでも、撮影所が出来て困った小動物のために日活の関係者が建てた神社。
晤郎さんも当然、お参りした神社の筈。

そうかそうなんだ、優しい思いの神社なんだなぁと感銘を受けて入れこれ見ていると、寄付石柱の中に伴淳三郎さんのお名前を発見!
映画神社

近くのお店の軒先には、コロナに気を付けてねというタヌキを発見!!
ごめんね、君もここで暮らしていたんだね。
映画神社

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