木村善幸さんのお弟子さん達

☆木村善幸コンサート「祈り」in札幌

今回のコンサートは、また一段と驚かされることばかりでした。

その一つが、お弟子さんたちの演奏。
いや、これまでも知ってはおりましたが、知ってたけど軽く超えていた今回、、て、話です。

私は素人なので詳しい事は分かりません。
また、間違った見方なのかもしれません。
それを分かった上で、やはり書きます感じた事そのままに。

喜田千智さんは、以前より音が確実に厚く、一層暖色系の音色なって来ているように思いました。
あと音が活き活きと脈動を伴って聞こえてくる感じ。

水落健さんは、不思議なんですが、音がぐぅっと集束してピンポイントで突き通るように届く感じ。
音なので、自分の所だけに終息する訳は無いのですが。

遠藤百恵さんは、津軽三味線も和太鼓も柔軟ながらも極太の芯が一本通って存在感増強。
なんだろう、、私は一番理由も見つけられないけれど、驚かされました。
木村善幸コンサート「祈り」in札幌
そしてそんな三人のお弟子さんたちがまた全員、品が良いんです。
その品の良さの向こう側に、師匠木村善幸さんへの敬愛と、師匠を持つお弟子さん特有の凛とした佇まいが醸し出されてるという。
なんと心地良い三人の演者なのだろうと、完全に魅了されました。

更に、お三方だけの演奏も圧倒的に素晴らしい。
この個性的なお弟子さんたちだけで、一つの演奏を紡ぎあげるときの一体感。
いやもう『感』ではないですね、もうこれこそ三位一体。
イメージは、三つのパーツで構成された完全球体、継ぎ目が全く見当たらず完璧に滑らかな球体。

木村さんが凄いのは分かってる。
仁和寺の僧侶の皆様が凄いのも分かってる。
箏の小田さんも凄いのは京都仁和寺で体感済み。
これにこのお弟子さんたちの演奏も加わるのですから、今回のコンサート、圧巻も圧巻。

今回のコンサートで伝わったお弟子さんたちの存在感。
そして同時に、木村善幸さんのお弟子さんたちに対する伝承力に、、、変ですが、、、もう私、嬉しくて嬉しくて。

これは、、、。
木村さん抜きのお弟子さんたちだけの舞台が有ったら、迷わず行くべきですね。
私は、行きます。
これまでのお弟子さんたちの練習と修練への敬意を持って。

皆様も是非、とお薦め致します。
木村善幸「祈り」in札幌

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