木村善幸さん鑑賞への基礎知識①

☆本日は、和太鼓前編

日頃から、木村善幸さんはいい!!などとここに書いておりますが。
実際、演奏などの基礎知識がない私。

これはいけないと、先日とある文学館に備え付けてある資料を読んできました。
おお!そうなんだと初めて知る事ばかりだったので、ここに記しておきます。
まずは和太鼓から。
木村善幸さん 道なき道

☆和太鼓の歴史

腹鳴楽器というのだそうです。
和太鼓という呼称は、日本の太鼓の総称。
一説には、情報伝達の手段として、縄文時代から使われていたのだとも言われております。
縄文時代ですって。

そして日本神話にも登場します。
天岩戸神話ですね。
岩戸に御隠れになった太陽神アマテラスを誘い出すために、神々が歌い踊りしたわけですが、ここに和太鼓も登場しているようです。

ここから見ても分かる通り、和太鼓に呪術的な意味合いも含まれているようで、呪具に含まれています。
更には、神への意思伝達の手段でもあり、ここから盆踊りには欠かせないものになっていますよね。

戦国時代には、戦に使われ始めています。
これは軍統率のための陣太鼓。

それから農村においては、田楽太鼓としても浸透したようです。
田楽太鼓、別名、お囃子太鼓。

江戸時代に入りますと、歌舞伎の下座音楽として用いられるようになりました。
これ以降、ほぼ現在の和太鼓のイメージに定着して行ったみたいです。
やはり、江戸って凄い文化を作り上げて行ったんですね。
日高晤郎ショー 木村善幸さん

☆和太鼓の種類

①締太鼓
これは、皮と胴とを、紐などで取り付けているものなんだそうです。
皮をパンと張って取り付けるの、難しそうですよね。
コトトトトトトト、って演奏されてますよね
締太鼓
②桶太鼓
縦板を集めて「胴」を作り、それに紐などで固定したもの、だそうです。
そうか、これは胴に違いかあるのかと知りました。
板を集めた胴なので、音も変わってくるのでしょうか?
桶太鼓

③団扇太鼓
円形の枠に、皮を張った太鼓のこと。
形が団扇(うちわ)に似てるからですね、この名前。
ただ、、、私には金魚すくいのポイに見えます。
最近見た映画、宮沢賢治の父で、賢治さんが妹の葬儀で打ち鳴らしていたシーンが印象的でした。
南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経。
ちなみに「南無」は、絶対的な帰依を意味します、余談ながら。
団扇太鼓

④長胴太鼓
一本の木からくり抜かれた胴を持つ太鼓です。
皮は、鋲で止められています。
木村さんの演奏のイメージが一番強い太鼓がこれですよね。
内蔵まで揺すられる感じで。
ちなみに私、かつてこの長胴の超巨大なのを打たせていただいて、一発で指が内出血しました。
それぐらい、皮の力が半端ないです。
晤郎さんから、お前無謀すぎるだろと言われた思い出があります。
長胴太鼓

という訳で、和太鼓についてほとんど知識がない私が、今頃になって調べてきましたというレポート、和太鼓編前編をお届けしました。
明日は和太鼓後編です。

< 木村善幸さん鑑賞への基礎知識②和太鼓編後編へと続く

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