影絵作家・藤城清治さん100歳に

藤城清治さんが、一昨日(4月17日)100歳のお誕生日をお迎えになりました。
心より、おめでとうございます。

札幌にいらしたのは、2014年の12月でした。
絵がお好きだった晤郎さんが、是非、本物に触れておいた方が良いとおっしゃっていたので、向かった札幌芸術の森。
藤城清治展2014
この時は卒寿(90歳)記念の展示会。
 < 影絵作家:藤城清治さん
もうあれから9年4ヶ月になります。
あの時、行っておいて本当に良かったと時間が経つにつれてその思いは強くなっています。
本当に晤郎さんに感謝。

そうそう、あの時、藤城先生に頂いたサイン。
そのサインと共に描いてくだすったネコちゃんの絵。
藤城清治展2014

かわいいでしょ。
こちらがそのアップ。
藤城清治さんのネコちゃん
お人柄がまっすぐに伝わってきた瞬間でした。

そうそう、先生は猫がお好きなんです。
これまでも、いろんな猫とお暮しになってきた。

そして特に傘寿(80歳)あたりから、ご自宅で一緒に暮らしていたアビシニアンと言う種類のネコが居たんですね。
名前は「ラビー」

先生の作品にもよく登場するこのラビーちゃん。

いつも先生の近くに居て、おっとりしてて優しくて、人なつこかった。
それで、作品を作り上げる作業台にも自由に上がるけれども、たくさん置かれた道具類を一度も落とすことが無かったそうなんです。

僕にとっては相棒でした、と先生。
そのラビーちゃんも、2021年に亡くなり寂しい思いをされていたとのこと。

「歳を重ねるとね、年上の人は居なくなるし、同世代の友達なども少なくなってくる。
そんな僕のそばに、ラビーはいつも寄り添ってくれていたんです。」と、仰っていました。

そんな寂しい時もありましたが、今では新しいネコちゃんとの出会いがあったとの話も聞きました。
その寂しさが想像できるので、私、正直言ってホッとしています。
ねこ
※写真は、アビシニアン種。

現在、福岡市博物館で「藤城清治 100歳 美しい地球 生きるよろこび 未来へ 展」を開催中。
期間は2024年4月5日(金)~2024年6月5日(水)
ただし、月曜休館ですのでご注意ください。

その福岡市博物館で、4月17日100歳のお誕生日に、バース-デートークショーが開催されました。
これはテレビ西日本の記事にあったのですが、そこで先生はこう仰ったそうです。

「100歳というと、長いような。
10代の10倍だからね。
そんなに長くない。
100年というのは、本当に面白い。」
藤城清治さん

人生は長いようで早い。
だから佳い事も、良くないことも、そんなに長くは続かない。
だからね、僕は影絵でその佳い事だけを切り取るんですよ。
だって、その方が10倍良いでしょ。

そんな藤城先生の思いが聞こえてきたような4月20日の朝。

私は先生の100歳記念にと、藤城清治美術館のオンラインショップをあれこれ覗いております。
どれにしようかな~~。

それもこれも、日高晤郎さんがつないで下すったご縁であります。
全てに感謝しつつ。
今日は土曜日。
藤城清治さん

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