映画:83歳のやさしいスパイ

2020年の映画です。
知りませんでした、この作品。
この年と言うのは、COVID-19(新型コロナ)が一気に拡がって猛威を振るっていた頃です。
もちろん、映画館に行って作品を味わうだなんて怖くてできませんでした。
だからスッポリとこの時期の作品について、知識が抜け落ちているんです私は。

今回も、アマゾンプライムで観たのですが、参りました。
凄く良い作品でした。
そして凄まじい撮り方をしてるんですね、監督が。
83歳のやさしいスパイ

あらすじはこうです。

南米チリなのかな、そこにある特別養護老人ホームの入居者家族から探偵事務所へ、施設内で虐待が行われているのではないかと、その調査依頼が来ます。
探偵事務所は、三ヶ月ほどスパイとして老人を送り込むことを決め、高齢者の短期バイトを募集。
その面接に合格したのは83歳、妻を亡くしたばかりのセルヒオじいちゃん。
業務内容は、その老人ホームに入居し、施設内で虐待が行われているかどうかを、スマホや隠しカメラ、そして簡単な暗号を使って探偵事務所に定期的に連絡を入れる事だけ。
さて、スマホも使いこなせないセルヒオは、無事に任務をこなせるのか、、、

こんな内容です。
83歳のやさしいスパイ

あらすじを見て、コメディ作品だなと思って見始めたら、、、まぁ不意に涙が出る出る。
それで調べてみたら、驚きました。
主人公も、その他の登場人物も、キャラクター紹介が一切ないんです。
、、、本当にバイト応募してきた83歳のセルヒオじいちゃん、、、つまり一般人。
登場人物も、本当に特養ホームの入居者のみなさん。

驚きました、何度も言いますが。

作品のあらすじに出てくる私立探偵(上の写真で横向いてる人)だけがおそらく俳優さんでしょう。
後は本当にストーリーに沿って、おじいちゃんたちの面接を行い、潜入員を決めて、本当の特養ホームに入居させ、定期レポートさせていたみたいです。
その特養ホームには、事前にこういう映画作品の撮影をすることの許可を得て。

だからリアル。
そして、セルヒオおじいちゃんが頑張ってスパイをしようとするのですが、素人のじいちゃんですから上手くできるはずがない。
83歳のやさしいスパイ

そしてストーリーから外れたところで、セルヒオじいちゃんは段々ホームの人気者になって行くんですね。
理由は、人柄があったかい、優しい、思いやりがそのまんまじいちゃんになった感じ。
いやぁ困った、泣けました。

そして潜入期間を終えるころ、セルヒオじいちゃんが導き出した潜入捜査の結論が、これがまた胸を打ちます。
こういう作品の作り方があるのかぁと唸らされましたし、見て損のない映画です。
参りました。
公式サイトはこちら。
年末の一本に、いかがでしょう?
83歳のやさしいスパイ。
83歳のやさしいスパイ
公式サイト:83歳のやさしいスパイ

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