初めてのクリスマスディナーショーの思い出 パート③

初めてのクリスマスディナーショーの思い出 パート②からの続きです。)

☆日高晤郎さんディナーショーの、座席決定

そんなこんなで並んだ順に二階受付へ。
危険人物ではないと判断していただいたか、畏れ多くも常連さんの方々が一緒のテーブルに座りましょうと誘ってくださった。
受付の様子(2016年)

訳が分からず受付を終え座席札もらうと、ショー開始まで2時間くらいのゆとりがあります。
ゆとりの無い私と友人は、もう前後左右に上下現在過去未来な~~にも分からず流れゆく木の葉状態。
「どうしようどうしよう、常連さんの真っ只中だよ、ウィークエンドバラエティ日高晤郎ショースタジオ内そのものだよ。」
目が泳ぐって、あると思いました。この時初めて。

そしてですね、緊張しすぎると、人ってどうなると思います?
あのですね、イメージですが、頭の中も周囲の風景も視覚も味覚も触覚も一面の銀世界を通り越してホワイトアウトになるのです。
これって、たまにお便りとかで他の方も書いてらっしゃいましたよね、目の前真っ白って。本当に、そう。

☆日高晤郎さんクリスマスディナーショーの本番開始

さて、そうこうしている内に、ショー開始の時間になりました。
会場への扉が開きました。
華やかな会場内。
ステージ目前の指定されたテーブルで、常連さんから囲まれました。

まずは自己紹介しましょうかと、品の良い常連の女性。
えええっ、自己紹介、、、紹介するもの皆無、、、。
スタジオにも通ってないので、どう自己紹介して良いか分からなくなったんです。

紹介が進む。
常連さんのそれぞれのお名前が判明する、、、そのたび、心の中でうぎゃ~~ってなる。
だって、晤郎ショーでよく紹介される常連さん中の常連さんばかりでしたから。
浮きました。
困りました。
なんとか、自己紹介できたと思うのですが、頭脳ホワイトアウトですので、覚えていません。

ただですね、後々よ~く考えると、私達以外は、常連さん。
自己紹介の必要はなかったんですね。
つまり、この自己紹介は、常連さん方と私達の間にある初めての壁を取り払う時間だったのですよね。

なんとも、今思い出しても有り難いやら、恥ずかしいやら。
そんな女性の常連さんのご厚意に気づきもせず、、、。

直後、料理が運ばれてきました。
日本文化に無いフォークやナイフやスプーンが沢山並んでいました。
、、、日本文化では見たこともない料理ばかりでした。

☆見たことも聞いたことも無い料理の数々に戸惑う超初心者

なんとか口の運びました、味がわかりません、これも緊張。
どんな料理食べたか記憶がありません、緊張。
ただ一つ、ぶっ飛んだ料理があったのを覚えています、陶器をパイ生地が包んでいる料理。
まるで陶器とパイ生地の一体型攻撃ロボ。
「どうぞこの白い陶器ごとお召し上がりくださいませ、美味しゅう御座いますですよ」としか解釈できない料理です。
2012年にも同じような料理が出されましたので、載せておきます。
ザ・陶器美味しゅう御座いますは、これだっ!!!!!

まあ、変な汗かきました。
実際、下側の陶器をフォークで突っついて「チンチン」という音を立ててしまったりしたのです。
いえ、もしかしたら上質なホワイトチョコレートかと思ったりしましたもので。

☆ステージに、日高晤郎さん登場

何とか全部、料理を汗だくで何とか食べ終えたら、華やかなステージ上に、これまた華やかなステージ衣装に身を包んだ日高晤郎さん登場。、、、か、、、かっこいい、、、
ホワイトアウト状態で何とか全て食べ終えていた私は完全にそこで全機能作動停止。
本物の晤郎さんがまるで夢の中の映像の様に過ぎていきました。
完全にスタミナ切れ、ガス欠、放心状態、、、
気分は、もう何とでも仰ってください状態。
そして街の灯りの前に、常連さんが私達に蛍光スティックを渡してくださったんです、一緒に振りましょうって。
これはしっかり覚えてる。
とても嬉しかった。

緊張に次ぐ緊張の連続だった初のディナーショーの1日。
最後の大事な場面で、こうして分けてくださった蛍光スティックは、その後1週間わずかながらも私の部屋で光り続けていました。

☆初参加の日高晤郎さんディナーショーを終えて始まる手紙の絆

ディナーショーの感動の空間と時間の思い出を胸に帰宅。
後日、テーブルでご一緒させていただいた常連さんへの宛先を教えてくださった方が居たので、一週間後、皆さんにお礼と改めての無難な自己紹介を添えて、手紙を投函しました。
勿論、馴れ馴れしく返信など求めるつもりもない手紙でした。

ですが、中3日で、一人の常連さんから、丁寧な返信が届きます。
あの自己紹介を切り出してくださった常連の女性からでした。
素敵な心のこもったお便りを、よく番組で読まれていた北見のMさん、その人。
それ以降北見のMさんご夫妻とは、ウィークエンドバラエティ日高晤郎ショーが幕を閉じた現在までも、とても仲良くさせていただくことになります。
これが常連さんの懐の深さを垣間見せられた、私の初めてのディナーショー参加での一番の思い出です。

私が、ディナーショーに限らず初めて参加されたファンの方をお見掛けした時、なるべく普通にお話しさせていただくようになったのは、北見のMさんの日高晤郎さんファンとしての姿勢にこうして触れたからなんです。
私はこの時、Mさんから日高晤郎ファンの矜持を手渡されたのですね。
そしてそれは、今も私の中にしっかり根付いております。

憧れのウィークエンドバラエティ日高晤郎ショーは、日高晤郎さんだけでなくファンの皆さんもまた素晴らしい人が多い場所なんだと思い知らされた参加初回のクリスマスディナーショーでした。

※裏ブログ「ラジオ話芸人・日高晤郎さんへの手紙」2019.10.17から転載加筆

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