「日高晤郎ショー 最後の日」4時台Part2
~前回より続く。
BGMはずっと、昭和縄のれんが流れている。
【美帆さん】
で、紹介がちょっと面白いんですよ。
「本日のなめろう」って言うメニューなんですけど
【晤郎さん】
はいはい。
【美帆さん】
「なめろう」って聞くと、皆さん「光り物」?サンマだったりアジとか、そう言ったものを想像されると思うんです
【晤郎さん】
あ~~~そうだね。
【美帆さん】
でも、「本日のなめろう」って言う名前なので、本日入荷した一番良い魚を使って作る「なめろう」ってことなんです。
【晤郎さん】
ほ~~、はいはい。
(写真は、第一スタジオに出された物とは全く別のなめろうです。)
【美帆さん】
その日によって、変わるんですって。
今日お持ちいただいたメニューは、マグロ、サーモン、そして白身この三種類。
これを「なめろう」にしました。
【晤郎さん】
へぇ~~
(声と言うより、吐息の様に)
【美帆さん】
お話を訊いたのは、店長のSさん50歳の方です。
名前の通り、漁港直送の新鮮な旨さをお届けしているというお店ですね。
【美帆さん】
この「なめろう」の他にも、刺盛り、カニ、エビ、ホタテ、牡蠣、焼き魚。そして海鮮鍋と、沢山揃っています。
で、オープンキッチンのカウンターには、鮮魚が端から端までずら~っと並んでいる処が特徴です。
一押しの「なめろう」。
今日は皆さまの分までご用意しておりますので、是非一緒に味わってください。
うふふ。
(スタジオどよめき、拍手歓声)
【晤郎さん】
え~!?
、、、皆さんの分って、どうなの?
【美帆さん】
今日は、歌人の皆さんがいらっしゃると聞いて、店長さんが昨日急遽、皆さんの分まで作ってくださったんです。
【晤郎さん】
えええ~~~~っ!!!
(歌人の皆さんも、歓声)
※本日のなめろう、ここでスタジオに運び込まれる。
【晤郎さん】
うわぁ~~綺麗だねぇ~~!!!
※
食欲が無い晤郎さんが、美帆隊長とその取材先に対しての感謝を込めての会話が、ここに在ります。
取材とは何か。
取材先に払うべき敬意とマナーとは何か。
食材に対しての姿勢とは何か。
沢山の事が、この短い会話に含まれています。
文章では、会話の「間」や「呼吸」それに微細な「抑揚」。
それをお伝え出来ないことが無念です。