書籍「英雄の旅」~日高晤郎さん分析のために

☆日高晤郎さんとは、何だったのか

先月末、読みたかった本、英雄の旅が届きました。
最近、どんだけアマゾンから買ってんだという話ですが、、、。
ヒーローズジャーニー
この本、ユング心理学やキャンベルの神話学から、人類の心の奥底に共通する無意識の形を分かりやすく体系化した本です。
このゴールデンウィークを利用して、読みました。
もしかして、日高晤郎さんの人生も、この人類共通の心の奥底のいつくかの形(アーキータイプ)で表現できるかもしれないと思ったからです。

え?
おまえって変な奴??
あなた、そう思ったでしょ今。
正解!!
いいんです、それ、誉め言葉ですから、はい。

☆人は皆、その人の人生において英雄(ヒーロー)である

この本の冒頭に、こうある。

「人生は、一つの旅。
古今の賢人たちは、みなそんなふうに語ってきました。
誕生、成長、出会い、別れ、親密な関係や結婚、そして仕事と自己実現、さらには、老いて、この世から去っていくこと・・・・・・人はだれしもがそんな冒険の物語を生きています。
そう、人はみな、物語の英雄なのです。」
(英雄の旅、監訳者まえがきより)

ここだけ読んでも、もうワクワクがとまらないんです私。

なんか不可解な宗教めいたものでもなく、深層心理学。
学問です。
学問ですが、楽し過ぎる内容でした。
「人は皆、その人の人生においてはヒーローなんですよ。」
簡単に言うと、そう言う内容の本。
だから、自分を大切にして、自分の人生を充実させましょうということを、深層心理学の視点から述べた本なんです。

あなたは教えてくれた
小さな物語でも
自分の人生の中では
誰もが みな主人公
(さだまさし・主人公より)

私が、さださんの主人公好きなので、余計に胸を射抜かれました。

☆外出自粛のご時世だから、読書オススメです

何千年前の世界中各地に発生した神話や伝説。
各地の交流が無かったはずなのに、似たような形式の物語が残されている。
これはきっと、人類共通の、心の深い部分にある役割分担が決められた様々な層が存在する証に違いないとの説を打ち出したユング心理学。

それらの層の役割に応じて名前を付けて、その代表的な12種類を紹介し、読者の人生においてその12種類(12元型)が今どう作用しているかを説明しています。
少々、心理学の簡単な基礎知識があった方が読み進めやすいですが、強引に読み進めることも可能です。
もし興味おありの方は、少々値が張りますが、是非。

☆人の心の中の12の元型(アーキータイプ)

この本に書かれた、心の元型の12のタイプ。
名前だけ、記しておきますね。

幼子
孤児
戦士
援助者
探究者
破壊者
求愛者
創造者
統治者
魔術師
賢者
道化

以上12種類の、心の中の人格を持った働き。
誰の心の中にもある、特定の性格を持った心の動きとでも言いましょうか。
そして例えば、「創造者」であっても、あなたと私の創造者では違う性格であったりもするらしいんです。
読む前は、そんなことあるのかなぁってな感じでしたが、読後の今、あ~~分かる!!って部分がかなりあって、そうか自分の人生があの時ああなったのは、そう言う心の動きがあったのも原因の一つかなんて思うようになりました。

ところで、どうです?
12の元型の名前から受けるイメージ。
なんとなくすべて、晤郎さんの顔にも見えませんか?
そこにピンと来る方は、ね、おススメです。

もちろん、ご自分の人生分析にも使えますよ。

時折思い出の中で
あなたは支えてください
私の人生の中では
私が主人公だと
(さだまさし・主人公より)

この歌詞、私には晤郎さんが重なるんですよね。
余談ながら。

ヒーローズジャーニー
本のタイトル:英雄の旅(ヒーローズ・ジャーニー)
出版:実務教育出版
著者:キャロル・S・ピアソン
監訳:鏡リュウジ
訳:鈴木彩織
価格:3600円+税

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