映画:煙突町のプペル
☆時にはアニメも良いものです
レンタルビデオ店が近くに無いもので、そちらの方はすっかり足が遠のいてます。
そう言えば、会員証、どこにいったかなァ、、、。
もっぱら昨今は、インターネットで月々1000円以内で作品見放題とかあるので、それを利用してますね。
ここ半年は、Amazonで買い物したついでに特典か何かで1年間付いてきたアマゾンプライムビデオが観られるのでそれ一本。
昨夜は寝る前二時間ほど空きが出来たので、それならばと視聴。
どの作品にするか、恒例のちょっと迷いタイム。
日中はゴチャゴチャと頭使い事が続いたので、よしこういう時はほにゃほにゃっとしたアニメでも、と選んだのがこちら。
話題になった作品なのでしょうか?
良く分りませんが、アマゾンプライムでは視聴者の評価がそんなに高くも無かった。
ただ、「○○○の主人公の名前」というタイトルの付け方が、いいですね。
昔で言えば、長靴下のピッピとか、となりのトトロとか。
だいたい私はこういうタイトルを内心バカにする癖があるのか、あまり惹かれないんです。
ところが、何を間違ったか、ブーム?が過ぎた後に、なんとなく見てみると大泣き大感動する場合も多いんです。
そんなセンサーが働いたのか、昨夜は「えんとつ町のプペル」を観ました。
まったく予備知識なしで。
結論から言うと、参りました。
すごくいい。
私好み。
何度か泣きもしました。
ファンタジーです。
それで舞台が面白い。
街の看板表記などは日本で、雰囲気はヨーロッパ、そして画風があのキリクと魔女にも似ててフランス発アフリカ映画みたいでした。
根底には、親子の愛情が流れていましてね。
舞台のえんとつ町には、たくさんの煙突が立ち並び、常に煙を吐き続けて外の世界が全く見えない。
そして、煙の外に何かの世界があると思ってもいけない世界。
そのルールを破れば、異端審問官という武器を持った神官みたいな警備係から逮捕される世界。
その街には、両親の事が大好きなルビッチという子が煙突掃除の仕事をしている。
家には病気で車いすの生活をしている母。
父は紙芝居屋で、いつの日からか行方不明。
そしてそこに地下のゴミ捨て場から、全身が廃棄物でできた心優しいゴミ人間が街にやって来る、、というオープニング。
さすがにあんまり訳の分からない展開で、最初の5分で視聴をやめようと思いましたよ私。
でも、余りに飛躍しすぎて悪い意味で衝撃を受けて、パソコン消すのもめんどくさかった。
それでそこからさらに5分観てたら、、あらら、ちょいと涙にぬれてる自分に驚いて、、そのまま最後まで視聴。
観終わって、胸打たれて感動と興奮でしばらく寝付けませんでした。
親の愛情、子の想い。
友情と信頼と。
住民を恐怖で思考停止にさせている悪い政治家の暗躍。
なんとなく見始めた作品でしたが、これは凄い作品でした。
ファンタジーはこれぐらいぶっ飛んだ設定がやはり好ましいですね。
そこから作品が伝いたい真の思いも、余計に際立つという物。
えんとつ町のプペル、私からのお勧めの作品です。
まだの方は、是非。