日高晤郎ショー公開放送in大空町~28

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~CM明け

晤「さ!
ここでは一曲クイズにしましょう。
佳き歌人が居るのですから。

私はよく歌人に、1曲で、というんではなくて。
ワンコーラスで、それでも、人の心を射止められれば一流だよ。

私は語り部です。
で、語りもやります。
9月になると、紺屋高尾をやる。

それだって手をついて、主(ぬし)って言った時に、もう、その一言で情に絆(ほだ)される位の上手い語り部になりたいなと思っています。

誰もが名人を。
達者ではなくそれを越えた深いものを目指しています。

こおり健太と菊地まどかには、私はその予兆を感じるんですよ。

星野哲郎という、素晴らしい歌謡界の宝とも言うべき詩人がこんな風に表現をする、女心を。

春は一重に巻いた帯
三重に巻いても
余る秋
美空ひばりさん

ナンセンスなんです。
でも。
上手い。
※ここでイントロ入る。

それを表現する、つまり歌人の苦しみや葛藤はいかばかりか。
美空ひばりさんは天才でした。
あの方と時代を共にしただけでもしあわせです。

歌い継がなければ恥ずかしいです。
こおり健太は、それを静かに歌い継ぎます。
名曲です。
みだれ髪
こおり
健太。
(会場静かに拍手)
日高晤郎ショー最後の「街の灯り」

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